- 四嶋 Side -
しんとした沈黙
恐子が出ていってから誰一人として
口を開かない。
正直気不味かったので、俺が仕切らねば
と、考えていた頃…
三つ編みの女の子が口を開いた
これは助かった、と俺はその女の子に
乗っかることにした。
その意見に、2人の女の子が賛同した。
初めに大きな、明るい声が聴こえてきた
見るからにギャルの様な子だ。
先程まで重く沈んでいた空気が少し
明るくなった気がした。
幼い顔立ちにしてはしっかり者らしい。
真面目そうな子だ
The・優等生という感じだ。
イトナちゃんよりチビだが姉らしい
少しイラッとする言葉遣いだ。
いかにも陽キャな子だ。
少し挙動不審だ。
体育会系な様だ。
優しそうな雰囲気だ。
緊張している様だ。
そう言ったのは、最初に声を上げてくれた
女の子だった。
そう言い、蛙手は最後に微笑んだ。
自己紹介が終わった瞬間だった。
突然、皆の首に先程までなかった首輪が
現れ、赤い光を放つと同時にブザーが
鳴り響いた。
その光はルーレットの様に皆の首輪を
転々として…
蘓良の首輪で止まった。
A,不明




























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。