最初であった時、綺麗な人だなって思った
白のレースに、黒色のくるっと巻いてある角
それに、あの瞳を見た瞬間僕の心臓は変な音を立てた気がした
温かいし胸はドキドキするし、変だと思ったけど嫌ではなかった
これはなんていう気持ちなんだろう、アルベドからも聞いたことない、これまで一度もならなかった気持ち
彼女は一体何者なのだろうか、僕にそういう魔法でもかけたのだろうか
祈る彼女は今僕の隣にいる
そんな彼女はとても美しくて、宝石みたいだった
彼女はどんな事を祈っているのだろうか
じーっと見ていたせいか、見ていると気づいた彼女は僕に話しかけてきた
いつものように、笑顔で
と慌てて言うと、彼女は少しキョトンとした顔を見せたがすぐにまた笑った
祈り方はあまり知らなかったから、彼女の真似をしてただけなんだ
僕がしたいのは祈りじゃなくて...君の...君ともっと一緒に居たい、話してたいって事
彼女は僕を隣に出入り口までと歩いた
出入り口から出ると、もう空はすっかり暗くなってて星が見えた
キラキラしてたから、僕のしっぽは思わず左右に揺れた
と同じく僕と空を見上げている彼女は、そう言った
僕は空も君も同じくらい綺麗に思えた
そういえば、まだ名前を聞いてない...
と言う彼女の笑顔は星と同じくらい眩しかった
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!