第65話

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2025/08/18 13:00 更新




    病院の廊下を歩く足音が静かに響く




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 まだ  、起きてないんですよね .. 
SH
SH
 うん … でも
 あなたの下の名前ちゃんが来るの 
 待ってると思うよ




    小さくつぶやくとソンホさんが横で微笑んだ

    廊下の先に見える病室のドアが

    まるで時間の流れを止めたように静かに佇む

    私は息を整え ,

    ゆっくりとドアノブに手をかけた




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 ……… 




    中に入るとドンミンは寝息を立てていた

    顔にはまだ少しの痛みが残ってるけど

    穏やかな表情をしてた

    私はそっとベッドの傍に座る




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 … ドンミナ ㅜ 




    彼の肩にそっと手を置くと

    柔らかい布団の感触が伝わる 。

    胸の奥が締め付けられた




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 ソンホさん  … 
 ありがとうございます , 
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 やっぱり聞けてよかったです 




    私の言葉を聞いてソンホさんはにこやかに頷く




SH
SH
 無理に全部理解する必要はないよ 
 でも少しずつね
SH
SH
 ドンミンは不器用だから ㅎ 
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 たしかに … ㅎ 




    私は息をつきドンミンの手をそっと握る




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 … 怖かったんだね , 
 きっと 、ずっと




    胸の奥が痛む 。

    こんな人を

    私はどうして愛してしまったんだろう
 
    _ いや違うかも
    こんな人だから愛してしまったのかもしれない




SH
SH
 大丈夫  , ドンミンは 
 死んでない
SH
SH
 あなたの下の名前ちゃんもきっと守られる 




    ソンホは私の肩に手を置きそっと背中をさする

    私は小さく頷き 目を閉じて

    ドンミンを感じる 。

    心臓が速くなるけど涙は止まらない




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 ねぇ  … 早く起きてよ , 
 ドンミナ .. 大好きだから 
dongmin
dongmin
 ………… 




    廊下の向こうから微かな足音が聞こえる

    病院の静けさの中で

    私はドンミンが目覚めるその時をそっと待った




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