病院の廊下を歩く足音が静かに響く
小さくつぶやくとソンホさんが横で微笑んだ
廊下の先に見える病室のドアが
まるで時間の流れを止めたように静かに佇む
私は息を整え ,
ゆっくりとドアノブに手をかけた
中に入るとドンミンは寝息を立てていた
顔にはまだ少しの痛みが残ってるけど
穏やかな表情をしてた
私はそっとベッドの傍に座る
彼の肩にそっと手を置くと
柔らかい布団の感触が伝わる 。
胸の奥が締め付けられた
私の言葉を聞いてソンホさんはにこやかに頷く
私は息をつきドンミンの手をそっと握る
胸の奥が痛む 。
こんな人を
私はどうして愛してしまったんだろう
_ いや違うかも
こんな人だから愛してしまったのかもしれない
ソンホは私の肩に手を置きそっと背中をさする
私は小さく頷き 目を閉じて
ドンミンを感じる 。
心臓が速くなるけど涙は止まらない
廊下の向こうから微かな足音が聞こえる
病院の静けさの中で
私はドンミンが目覚めるその時をそっと待った
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。