部屋の二階からどたどたと騒がしい音が聞こえる。
困った声を発して吹き抜けの階段から顔を出したのは水色の髪。
俺の彼女のほとけだ。
いまからダンスの朝練に行くとこで、メンバーたちを待たせてる途中。
ほとけが、階段の辺りで躓く。向かった先は一階の床。
スローモーションで階段から落ちていくほとけを俺は助けようとしたが
思ったように足が動かず
ほとけの顔はどんどん床に近づいていった。
鈍い音がして赤い液体がほとけの周りに広がる。
ほとけの目からはどんどん光が失われていった。
____どうしよう。
俺が“急げ”なんて言ったから?
俺のせいでほとけが死_____
はぁ…なんとも変な夢を見たもんだ。
あんなほとけが死ぬような夢見たくないのに。
あれ?夢と同じ展開じゃね。これ。
てことはこのあとほとけが落ちる?
そんなことないと思うけど用心するに越したことはないよな…
ほとけが、階段から滑り落ちた。
だからほとけが落ちてくる場所に立って、受け止める姿勢をとる。
ほとけを腕の中に収める。
なんとかほとけは無事なようでよかった…
ほとけの方を見るとほとけをお姫様抱っこしてる状態だった…
恥ずすぎる何これ!!
ていうかほとけかる…大丈夫?ちゃんと食べてるん…??



















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。