第22話

22.朗報
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2024/07/31 10:13 更新







 パンダと友達になり、体術の稽古や呪術に関する話をする傍らで遊びまわったりと、今までに経験したことのないことを楽しんでいたあなたの下の名前。

 一週間ほどが経ったある日の夕食前、パンダとあなたの下の名前が一緒に暮らすマンションの一室に、夜蛾だけでなく古瀬もが訪れていた。

古瀬さん
やっほ〜あなたの下の名前ちゃん。元気にやってるー?
あなた
……あ、古瀬さん!
あなた
こんばんは、ご無沙汰してます!
相変わらずのゆるっとした口調であなたの下の名前に挨拶した古瀬は、あなたの下の名前からの返事を聞いて夜蛾を見た。
古瀬さん
ねぇ夜蛾君。なんかあなたの下の名前ちゃん、明るくなった?
夜蛾さん
恐らくな。だいぶ笑顔も増えてきていると思う
古瀬さん
そっか。いい傾向だねー。パンダ君と一緒にいたのが良かったのかな?
あなた
うんうんと頷く古瀬を見て、あなたの下の名前は首を傾げる。
古瀬さん
ねーあなたの下の名前ちゃん
あなた
あなた
はい、なんでしょう?
古瀬さん
今、楽しい?
急な質問に目を瞬かせたあなたの下の名前は、しばらくして頷いた。
あなた
……
あなた
はい
あなた
パンダもいるし、遊んでばっかで逆に良いのかなって思っちゃいますけど、すごく楽しいです
あなた
夜蛾さんと古瀬さんのお陰だと思うので、すごく感謝してます
古瀬さん
私はあなたの下の名前ちゃんが元気でいてくれて嬉しいわ
あなた
えへへ……
古瀬さん
あなたの下の名前ちゃん可愛いねー
あなた
古瀬さんも可愛いし綺麗です!
古瀬さん
ありがとー
パンダ
いちゃついてるところ悪いけど、何の用事で来たんだ?
古瀬さん
あ、そうだね
あなた
いちゃ……?
「パンダくんも久しぶりー」と言いながら席につく。
古瀬さん
今日は、良いお知らせがありまーす!
パンダ
良いお知らせ?
あなた
……?
夜蛾さん
あなたの下の名前、お前を神宮家に引き取ってもらうことが決定した
あなた
……!
古瀬さん
えー夜蛾君、私が言いたかったのにー……
夜蛾さん
……悪い
あなた
……許可、得られたんですね
夜蛾さん
ああ
夜蛾さん
事情は全部伝えたが、快く了解してもらえた
夜蛾さん
明日お二人を紹介することになっている
古瀬さん
そしたらそのままあなたの下の名前ちゃんは神宮家のお二人と一緒に行く感じかなー
あなた
明日……
パンダ
意外と時間ねーな
夜蛾さん
まぁ仕方ない
夜蛾さん
アイツ等・・・・が戻ってくるのが明後日だからな
夜蛾さん
そうしたら俺はあまりつけない
パンダ
……ま、そりゃそーか
あなた
…………
古瀬さん
どーしたの、あなたの下の名前ちゃん
古瀬を少し気まずそうに黙り込むあなたの下の名前に気付いた。
あなた
……あの、
あなた
…………
パンダ
なんだ?
あなた
神宮家に行ってからでも、遊びに来たりしても、良い、ですか……
だんだんと小さくなる声を、三人はしっかりと聞いていた。
パンダ
……ニヤニヤ
夜蛾さん
…………、
古瀬さん
…………
あなた
…………//
古瀬さん
もっちろ〜ん!きてきてきてきてもーあなたの下の名前ちゃんかわいーねー!!
パンダ
めっちゃ言うじゃねーか






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