どこからか伏見ガクさんがやってきた
俺が改めて教えて上げるって…
何者なの…?
と言うか、確か伏見ガクさんってわたしを連れて行く存在なんじゃ…?
「俺はあくまで神の使い」
「決定権は君たちにあるんっすよ」
そう言っている彼はどこか神秘的に見えたのは…
多分気のせいだ
だって
「ま、俺は面白ければ何でもいいだけなんっすけどね〜」
とか、ふざけたことをいっているから
「誰かの時間とあなたの下の名前ちゃんの時間を交換する必要がある」
そんなの聞いてない
わたしの為に誰かの時間が犠牲になるってこと…?
駄目だよ、そんなの
だって…その人にはまだ希望が
ってなんで刀也は黙ってるの…?
刀也も知らなかったんだよね…?
だって…!
だってそんなの、そんなの
知ってたって言うならきっと刀也は…
…でも、そうだよね
刀也がこうなっちゃったのは
わたしのせいなんだ
ちゃんと責任とらないと
…伏見さんどっかいっちゃった
これでいいんだ
大丈夫
きっと大丈夫
わたしたちはまだ変われるんだ
「またね」
どこか気の抜けた、いや迷いのある返事だった
それでも僕は後悔なんてしない
次回へ続く→












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。