第18話

君のため
12
2026/04/01 09:00 更新
あなた
えっと…半霊?になる為にはどうすればいいの?
剣持刀也
半人半霊になる為には…
伏見ガク
俺が改めて教えて上げますよ


どこからか伏見ガクさんがやってきた


俺が改めて教えて上げるって…


何者なの…?
と言うか、確か伏見ガクさんってわたしを連れて行く存在なんじゃ…?
伏見ガク
いやー二人とも随分と困惑してる様子っすね
剣持刀也
当たり前だろ
剣持刀也
急に出てきて何が教えて上げますだよ
あなた
そ、そうだよ…!
あなた
だって伏見さんはわたしを連れて行く存在なんじゃないの?
伏見ガク
んー…確かにそうっすけど
伏見ガク
正確には違うんですよね

「俺はあくまで神の使い」

「決定権は君たちにあるんっすよ」


そう言っている彼はどこか神秘的に見えたのは…

多分気のせいだ

だって
「ま、俺は面白ければ何でもいいだけなんっすけどね〜」



とか、ふざけたことをいっているから
剣持刀也
はぁ、なら別にあなたの下の名前を変える必要は無くなりましたね
あなた
あ、確かに
伏見ガク
それがそうじゃないんっすよ
伏見ガク
確かに俺は面白ければ何でもいいんですけど…
伏見ガク
ほかの奴らはそうじゃないんっすよね
あなた
それはそっか…
あなた
伏見さんが特殊なだけなんだもんね
剣持刀也
じゃあ早く教えて下さいよ
伏見ガク
了解っす
伏見ガク
半人半霊になる為には…




「誰かの時間とあなたの下の名前ちゃんの時間を交換トレードする必要がある」


伏見ガク
のは勿論ご存知っすよね
あなた
…え?
剣持刀也
……

そんなの聞いてない


わたしの為に誰かの時間が犠牲になるってこと…?

駄目だよ、そんなの


だって…その人にはまだ希望が
ってなんで刀也は黙ってるの…?
刀也も知らなかったんだよね…?


だって…!

だってそんなの、そんなの
知ってたって言うならきっと刀也は…
剣持刀也
ごめん、あなたの下の名前
剣持刀也
…黙っててごめん
剣持刀也
でも安心して下さい
剣持刀也
これであなたの下の名前と一緒になれます
あなた
…一緒って

…でも、そうだよね

刀也がこうなっちゃったのは

わたしのせいなんだ



ちゃんと責任とらないと
あなた
そうだね
あなた
ありがとう、刀也
剣持刀也
がっくん、僕の時間とあなたの下の名前の時間を交換トレードしてください
伏見ガク
わかりました、ではまた後日


…伏見さんどっかいっちゃった


これでいいんだ


大丈夫
きっと大丈夫


わたしたちはまだ変われるんだ
剣持刀也
…また明日会いましょう
あなた
うん…

「またね」




どこか気の抜けた、いや迷いのある返事だった

それでも僕は後悔なんてしない
次回へ続く→

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