ぎゅっと目をつぶっていたから
気づかなかったけど、
結構遠くまで来てたみたい。
普段走ってない割に疲れなかったのは
筋トレのおかげ...ってそこじゃないでしょ、私!
私達はそばにあった椅子に腰をかけた。
やっぱり気になってしまう。
話を先へうながした。
いや、怒らないけどね?何言われても。
王騎くん、彼女いるのか...
期待してしまった自分が恥ずかしい。
漫画ならここで逃げ出すけど、
そんなことする勇気も無いし、
追いかけて来てくれる自信もない。
私にできることは、
気にしてないように振る舞うことだけだった。
気まずい空気が流れている。
この空気を打ち破ることも出来ないし、
打ち破りたいとも思わなかった。
今日で、王騎くんと関わるのはやめよう。
これ以上関わるのはなんか良くない。
私はこれ以上王騎くんと関わる時間を増やさないために、1人でショッピングモールで時間を潰すことにした。
...あんなに楽しみだったのに、
なんか、胸が苦しいなぁ...
あーあ、こんな事なら、王騎くんからのお誘い、
断ればよかったなぁ...














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。