第12話

そう、なんだ。
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2020/12/18 11:00 更新
ぎゅっと目をつぶっていたから
気づかなかったけど、
結構遠くまで来てたみたい。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
はぁ、はぁ...
普段走ってない割に疲れなかったのは
筋トレのおかげ...ってそこじゃないでしょ、私!
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
ど、どうしたの...?
王騎 真白(オウキ マシロ)
王騎 真白(オウキ マシロ)
ほんとに悪かった!
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
いや、全然いいんだけどね...?
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
とりあえずどっか座ろう?
王騎 真白(オウキ マシロ)
王騎 真白(オウキ マシロ)
おう...
私達はそばにあった椅子に腰をかけた。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
...で、どうしたの?
やっぱり気になってしまう。
王騎 真白(オウキ マシロ)
王騎 真白(オウキ マシロ)
...実は、映画館にあいつらがいたんだ。
ほら、あの黒マスクの。
でさ...俺、今日見栄張ってさ...
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
うん。
話を先へうながした。
王騎 真白(オウキ マシロ)
王騎 真白(オウキ マシロ)
あの...怒るかもしれないんだけどさ...
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
うん。
いや、怒らないけどね?何言われても。
王騎 真白(オウキ マシロ)
王騎 真白(オウキ マシロ)
俺さ...今日彼女と
来てることにしてんの。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
...あっ、
王騎くん、彼女いるのか...
期待してしまった自分が恥ずかしい。
漫画ならここで逃げ出すけど、
そんなことする勇気も無いし、
追いかけて来てくれる自信もない。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
そ、そうなんだ...。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
なんか、ごめんね。
私にできることは、
気にしてないように振る舞うことだけだった。
王騎 真白(オウキ マシロ)
王騎 真白(オウキ マシロ)
い、いや...早矢仕が
謝ることじゃねーし。
ごめんな。ほんとに。
気まずい空気が流れている。


この空気を打ち破ることも出来ないし、
打ち破りたいとも思わなかった。‪



今日で、王騎くんと関わるのはやめよう。
これ以上関わるのはなんか良くない。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
あ...じゃあ、
映画の時間になったら、
映画館行くね。
王騎 真白(オウキ マシロ)
王騎 真白(オウキ マシロ)
え...?お、おう...
私はこれ以上王騎くんと関わる時間を増やさないために、1人でショッピングモールで時間を潰すことにした。


...あんなに楽しみだったのに、
なんか、胸が苦しいなぁ...



あーあ、こんな事なら、王騎くんからのお誘い、
断ればよかったなぁ...

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