いつも通りの朝、
いつも通りの通学路。
今日の空は泣いている。
いつも通りの、平和な日々。
でも今日は、ほんの少しだけ
変わった出来事があった。
ふと公園を覗けば、
傘もささずにベンチに座っている、
うちの高校の制服姿の男の子がいた。
勇気を持って話しかけて、
鞄に入っていた1本の折り畳み傘を手渡す。
その人は驚いたように目を見開いていた。
けれど私はバイトがあったから
見て見ぬフリ、聞いて聞かぬフリをして
その場から去った。
とっても綺麗なお顔だったな。
また、会えたらいいな。
なんて、淡い期待を胸に込めて。
私とこの人が
私のバイト先のお花屋さんで再会するのは、
ほんの少し先のお話。

名前 : 月宮 あなたの下の名前 ( tsukimiya )
年齢 : 16歳( 高2 )
身長 : 158.4センチ
高校 : 青葉城西高校
バイト先 : お花屋さん
備考 : 恋愛経験ゼロ。勘は鋭い方。
少なくとも鈍感ヒロインではない。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。