───っはあ───、今日はついに告白の日。
心臓が脈打っているなら、すぐに収めて相手に近づくのよ。
焦るみたいに笑っている相手には、「あのね」って笑顔とあざとさ、そして言うまえに少しの泣顔で魅了する。
武器は振りかざしてなんぼよ。
焦らずに、そしてのろすぎず、武器を相手にぶつけるだけ。
指先は適度に震えさせて、瞳には涙を浮かべるといいわ。
相手をこちら側の世界に引き込むことができたら、ついに本番ね。
相手がイマイチ理解していないようだったら、さらにあざとさ可愛さ可哀想さを使うわ。
そうやって手と手合わせておねがいする。
じゃあ、最終手段を使うしかないわね。
相手の反応に苛立ったって、するのは笑顔。それだけ。
このとき用に撒き散らしておいた「惚れ薬スプレー」。
緊急時用だったけど、仕方がないわ。
決して惚れ薬の仕業だと言ってはいけないわ。
子守唄のようにやさしくね。
被害者ヅラさえ今は大事。
※ この物語の殆どは「霊夢さんによる恋愛教育。」を元にしています。※












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。