ドアを開けると、もう既に家中にいい匂いが漂っていた。
カズ「おかえりー!」
リビングのドアを開けると
キッチンから顔を覗かせる
エプロン姿の兄。
コウ「邪魔すんで~、久しぶり和也」
カズ「じーこや、久々やんな!今日はどうした?」
久々の康ちゃんと和也の再会は楽しそうだけど
少しぎこちないなぁ。笑
『一緒にご飯食べよやって』
コウ「そこはじゃまするなら帰れや~ちゃうん?笑」ボソッ
カズ「あぁ~そうなん?もうちょっとで作り終わるから手伝ってくれへん?」
コウ「あいよ」
そういって腕捲りをして
キッチンに入る康ちゃん。
『私、手洗ってくるね』
そう伝えると
カズ「しっかり洗ってくるんやでー」
コウ「ついでに心も洗ってきーや笑」
なんて年上(一人は同級生)にからかわれ
『心はきれいですっ!!』
なんてムキになって返してしまった。
洗面所に行っても二人の笑い声が聞こえてきて、
やっぱり仲いいじゃん、と自然に私も笑みが溢れてきた。
でも、
戻ったら
コウ「それは和也が悪いやん!!」
カズ「なんでなん!?突き飛ばす理由はないやろ!」
コウ「はぁ、話にならんわ」
カズ「こっちのせっ、、、あっ…あなたの下の名前っ」
なんで、こんなことになっちゃったんだろう、、?












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!