しばらくしたら、
家のチャイムが鳴って、玄関に向かう。
あなた「樹ちゃんの浴衣可愛い」
樹「去年着たのにお前が寝込んでたからね」
あなた「反省してます」
毎年恒例のお祭りに、
やっと樹ちゃんと一緒に行ける。
あなた「ねえ今度こそできたての焼きそば食べたい」
樹「去年俺が届けたやつ?」
あなた「うん。冷めてた」
樹「届けただけでもありがてえだろ」
焼きそば、りんご飴、たこ焼き…
逆に屋台が多すぎてどれを食べればいいかわからない状態
樹「お前何も食わねえじゃん」
あなた「悩んでんの」
樹「俺が腹減った」
そう言って樹ちゃんは近くの屋台に並ぶ
あなた「私適当に見てるね」
樹「えー、一緒に並ぼうぜ」
あなた「わかったよ」
なんの屋台か知らずに、
並びながら樹と話す。
樹「てか暑い」
あなた「そりゃね」
樹「お前前髪死んでる」
あなた「え最悪。直して」
樹「自分で直せよ」
くしを渡せば、
直してくれる。
あなた「可愛い?」
樹「元々ブサイク」
あなた「黙れイケメン」
順番が来て
あ、焼きそばかなんて今気づく。
あなた「あ、いくらだっけ」
樹「いいよ。お前が祭り来れた記念」
あなた「え、まじ?」
樹「今年はできたての焼きそばをどうぞ」
あなた「ありがとうございます田中様」
樹「もっと称えろよ」
2人で立ちながら焼きそばを食べる
樹「んはっ、お前食うの早」
あなた「朝ごはん抜いた。ていうか、浴衣着てたら時間なくなった」
樹「お前野菜こっち寄せてくんな」
あなた「バレた?」
"野菜も食え"と言い、
レタスを私の口の前に持ってくる。
樹「ん、よくできました」
あなた「馬鹿にしないでくださーい」
樹「じゃあ最初から食べてくださーい」
その後もう一回焼きそば食べたことしか、
正直覚えてない。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。