第40話

# side story
1,328
2026/03/28 09:29 更新
SixTONESの"Flower Cloud"をBGMに読んで欲しかったり… らすか

中学生の時に、
俺はこの地に引っ越してきた。
確か、中学1年生の時。
周りは、小学校が同じ友達と沢山話してて、
俺そんなに話しかけるのも得意じゃねえし、
まあ、ぼちぼち友達できればな…なんて思った新学期
でも、当たり前に授業とかで自己紹介する場面もある。
小学校どこ?って聞かれて、
答えはするけど、全然近場じゃないから、
「どこそれ」「初めて聞いた」って。
そりゃそうだよな…

あなた「え、知ってる」

樹「…まじ?」

突然、共通の人が見つかって、
まじで結構嬉しかった。

あなた「うん。従兄弟が通ってた」

樹「そうなんだ…」

初の友達が女子で、
まあ、言い方は悪いけど、
そんな目立つような子じゃないけど、
段々と話していくうちに、
なんか面白えって、思えてくるような子。

あなた「てか、樹くんって引っ越してきた子なんだね」

しかも、家もそれなりに近くて、
あなたも、誰かが引っ越してきたことは知ってたけど、
まさか樹くんとはね、とかなんとか。

あなた「これから一緒に学校行こうよ」

樹「別にいいよ」

そっから、3年間、
喧嘩とか、体調不良がなければ、
毎日一緒に行って、帰って、
俺が部活あるって嘘ついて、
別のやつと帰った時は、めっちゃ拗ねられた。
いよいよ進路を考えるってなった時、
あなたって、俺よりは頭良くて、
だから、行く高校もそれなりに頭いいとこで、
「あなたちゃんも頑張ってるわね」なんてママから言われる。
俺は進路の紙にあなたの進路先を一番に書いて、
勿論、担任には遠回しにもう少し考えるように言われ、
ママもちょっと困ってたり。
あなたには入試当日まで秘密にして、
毎日、朝から夜まで馬鹿みたいに勉強して、
こんなもの覚えてどうすんだよ!って、
どれだけあなたに怒ろうとしたのか。
まあ、そりゃしなかったけど。
入試当日、一緒に行こうと思って、
あなたの家の前で待ち伏せして、

あなた「おお、樹。お互いがんばろーね」

高校に着いた時には、
すっげえ目見開いて、
「同じだったの?」って言われた。
結果は、お互い合格して、
で、今に至る感じっつーか。

あなた「私あの時嬉しかったんだよね」

樹「なにが?」

あなた「合格発表の日。樹が、私と同じ高校行くんだって」

樹「すっげえ偶然だよな」

あなた「ね。樹絶対届かないと思った」

樹「合格しましたー」

でも気づいたら、来年の今は、
あなたとお別れしてるかもしれないんだよな。
そう思ったら、
何故か焦り始める気持ちが出てくる。
あと1年、
あなたに思い伝えられんのかなって、
いや、多分無理だな。
まあ、そばにいれたらいいや。





ちゃんと上がれました…💭

プリ小説オーディオドラマ