第6話

伍.
43
2026/05/04 09:01 更新
双葉 明蘭sideー
双葉 明蘭ふたば あきら
はぁはぁ…。
この屋敷に来て、1ヶ月経った。
俺は香露さんや聡美さんが言っていた訓練している。

正直言って結構辛い。
体力作りだって、沢山の運動しなければならない。
水乃 香露みずの ころん
あっきぃ、お疲れ様。
双葉 明蘭ふたば あきら
香露さん!
香露さんと聡美さんに何故かあっきぃと呼ばれている。
風莉兄から呼ばれてたから、あまり変ではない。
水乃 香露みずの ころん
頑張ってるね。
双葉 明蘭ふたば あきら
はい!だって鬼殺隊になるにはこんぐらいお安い御用です!
水乃 香露みずの ころん
ふふっ、あの子達・  ・  ・  ・にそっくり。
双葉 明蘭ふたば あきら
あの子達?
水乃 香露みずの ころん
あぁ、僕には他にも君みたいな子がいたんだけど。
水乃 香露みずの ころん
鬼殺隊になる為の試練で、亡くなったんだ。
双葉 明蘭ふたば あきら
え、
俺は香露さんが言ったその言葉に目を丸くする。
香露さんは泣きそうな顔だった。
水乃 香露みずの ころん
それで僕に居た子に似てたんだ。負けず嫌いで、頑張り屋さんで、優しかったな。
水乃 香露みずの ころん
綺麗な髪色で綺麗な瞳だったなぁ…。
双葉 明蘭ふたば あきら
……
水乃 香露みずの ころん
あぁ!ごめんね!こんな話して!
双葉 明蘭ふたば あきら
いえ、そんな…。
水乃 香露みずの ころん
さっ!休憩しな?
水乃 香露みずの ころん
休憩も大事だよ!
双葉 明蘭ふたば あきら
あ、はい…。
俺は屋敷に向かった。
双葉 明蘭ふたば あきら
……
俺は後ろ向くと、香露さんは空を見上げ何か言っていた。
水乃 香露みずの ころん
ごめんね。ちゃんと教えとけば死なずに済んだのに。
双葉 明蘭ふたば あきら
ッ……!
その時の目が、酷く悲しく酷く後悔した目だった。
風莉の部屋ー
双葉 明蘭ふたば あきら
ん〜!疲れた。
双葉 風莉ふたば ぷり
……
双葉 明蘭ふたば あきら
聞いてよ。俺今日も訓練してたんだよ?
双葉 風莉ふたば ぷり
……。
こんな事を言っても返事は来ない。
竹を咥えてても、「ん〜!」とか「むっ〜!」とか言う筈。
でも、今は出来ない。
双葉 明蘭ふたば あきら
……風莉兄。
双葉 明蘭ふたば あきら
"なんで、1ヶ月も寝てるの?"
そう、ずっーと眠っている。
この屋敷に来てから。
双葉 明蘭ふたば あきら
いい加減に起きてよ。

桃園 聡美ももぞの さとみ
また、話してんのか?
双葉 明蘭ふたば あきら
聡美さん。
桃園 聡美ももぞの さとみ
言ったろ?鬼は長い期間人間を口にしなげれば眠って体力をつけるんだ。
桃園 聡美ももぞの さとみ
だから、風莉もその真っ只中なんだよ。
双葉 明蘭ふたば あきら
でも…。
桃園 聡美ももぞの さとみ
大丈夫だって!必ず起きるから。
双葉 明蘭ふたば あきら
……だと良いですね。
俺はそう言って眠る風莉兄の手を握った。


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