ぶっきらぼうだけど、
一言一言を噛みしめるように紡がれる言葉
心臓がこれ以上ないくらい激しく鼓動を撃つ
嬉しさと気恥ずかしさが一気に押し寄せて、
視界がじんわりと熱くなった
少し焦ったように顔を覗き込んでくる
その顔があまりにも優しくて、
私は堪らず制服の袖で顔を隠した
私の言葉を聞いた瞬間、
ローレンの顔がパッと華やぐように緩んだ
彼はふっと照れくさそうに笑うと、
少しぎこちない手つきで、
私の頭をぽんぽんと優しく叩いた
いつものような軽い口調に戻りながらも、
ローレンは私の手をもう一度、
今度は指を絡めるようにしてぎゅっと握りしめた
窓の外には、二人の新しい関係を祝福するように、
きれいな夕焼け空が広がっていた
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!