『1.復刻のテーマパーク』の改定をしました。(2023.12/10)
19の私が着るものじゃない…
これで無理は言いにくい。
そろもんは走って行ってしまった。
黄色の森
黄色の森にはさっき2人が言ってた通り黄色い仮面が木に吊るされていた。
じおるさんはそう言って森の奥深くへ行ってしまった。
待って。
さっきうたさんがホラーって言ってたけどほんとにほらーじゃん!なんで私がここに放り込まれるの!?じおるさん一緒に行動しようよ!!
しょうがない。なんかあの人たち頭ヤバそうだもん。夢の為に何をするんだ。これがなんの夢に繋がるんだよ…。
いや、あなた落ち着け。これは夢同然。私は言われた通りなんかすれば良い。だって逆らったら怖そうだし。リーダーのはるてぃーさんはなんか可愛い見た目してるけど中身怖そうだったし!うたさんとじおるさんはまともそうだったけど、あのそろもんは怖い!だってバット!何に使うの!?
急に茂みからそろもんが飛び出してきた。
そろもんが耳打ちしてきた。
そろもんはまた走っていった。
仮面のせいかほんとに怖い。
いつの間に手に白い仮面があった。
紙にこう書いてあった。
「顔見られたら困るでしょー?これ付けてみて。」
白い仮面には目と思われる点が2つしかない。
…しょうがない。恐怖の森って言われてるんだからその通り恐怖にしてあげよう。
私は言われた通りの場所へ観客を探しに行った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!