第2話

なんなんだよ…
162
2019/09/20 10:41
谷上 裕也
谷上 裕也
とりあえず…出てけ
ハナ
ハナ
はぁ?聞いてーたの?裕也はハッ
なんで名前を知っているのかも怖いし
普通にいてもらっちゃ困る

強引に外に出した
ハナ
ハナ
何するの!
谷上 裕也
谷上 裕也
早くどっか行け!
ハナ
ハナ
やだ
                                   急に生意気になったな…
谷上 裕也
谷上 裕也
はぁ…
       ピシャ                       ドアを強く閉める
ハナ
ハナ
ちょっと!やめてよ!あ!あーー!!!!
                                 ガラッ
谷上 裕也
谷上 裕也
うるせぇ!!!!目立つだろうが!!!
目立つのは嫌だからドアを開けて怒鳴ったが
こいつは怒鳴った瞬間ニヤリと苛立つ顔をした
ハナ
ハナ
ばーかばーかおマヌケさぁーん!
谷上 裕也
谷上 裕也
うおっお前ッ!
俺の腕の下をくぐり家の中に入った
谷上 裕也
谷上 裕也
ちょっ!
ハナ
ハナ
あれぇー?銃とかないのー?
谷上 裕也
谷上 裕也
ねぇわ
ハナ
ハナ
つまんなーい
谷上 裕也
谷上 裕也
なんなのお前
…見た目は7才くらいのちっちゃいやつ
白のワンピースにピンクの花の髪飾り…
しっかり喋れる…めっちゃ喋る…7才じゃないか…
物騒な言葉も発する、あと生意気
あと…
谷上 裕也
谷上 裕也
ハナ
ハナ
なにー?
ハナ
ハナ
じろじろ見ないでよーえっちー
谷上 裕也
谷上 裕也
虐待とかか?
ハナ
ハナ
は?
谷上 裕也
谷上 裕也
でも警察には相談しずらい…
ハナ
ハナ
ちょ、ちょちょ勝手に話進めないでよ
谷上 裕也
谷上 裕也
なんだよ
ハナ
ハナ
裕也はそーいうとこあるよねー
ところでさー
谷上 裕也
谷上 裕也
ちょ!てかなんで俺の名前知ってんの?
ハナ
ハナ
え、家の前ずっといた時女の子が
裕也、裕也言ってたから
谷上 裕也
谷上 裕也
女の子ぉー?
ハナ
ハナ
女の子ぉー
ハナ
ハナ
ま、言ってみたらそうだったから
ずっと言ってる
谷上 裕也
谷上 裕也
お前何歳?
ハナ
ハナ
お前じゃないハナだから
ハナはね12だよ
谷上 裕也
谷上 裕也
12?!…小6…?
ハナ
ハナ
そんなとこ
谷上 裕也
谷上 裕也
はぁー?!んん…てか!
なんで家の前にいたんだよ!
ハナ
ハナ
なんとなく?
谷上 裕也
谷上 裕也
ハナ
ハナ
はは
谷上 裕也
谷上 裕也
なに?殺し屋?お前を殺してやるよ
ハナ
ハナ
お前じゃないし、
急になんなの笑えるぅおーこわ
谷上 裕也
谷上 裕也
もういいわ殺し屋とか教えろよ
頭がおかしくなった
俺よ、何言ってんだよ たかが小6の生意気な少女に
頭冷やせ
でももう何もかもどーでもよくなった
めんどくさい近所の人もこの子供も
なんなんだよ
考えるのが疲れるそれなら
そのまま流されよう それで何か冷めたら
追い出せばいい
ハナ
ハナ
えっとねえっとね!
谷上 裕也
谷上 裕也
おう…
ハナ
ハナ
私とゲームして!
谷上 裕也
谷上 裕也
は?
ハナ
ハナ
ゲームの内容はねー
谷上 裕也
谷上 裕也
え、遊びたいだけなの?
ハナ
ハナ
え、あ、んー…そんな感じ?
なんでも曖昧な返事しかしない
でももうイラつかない
考えることはやめたのだ
谷上 裕也
谷上 裕也
そう
ハナ
ハナ
うん、で!
ハナ
ハナ
このゲームで負けたら
人を殺す
ニコッと音がした
いくら考えたくなくてもツッコミたくなる
谷上 裕也
谷上 裕也
人を殺すってなんだよ
軽々しく言うな
ハナ
ハナ
ええーまっ勝てばいいってことじゃん!
谷上 裕也
谷上 裕也
はぁ?
ハナ
ハナ
んじゃやろっか!

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