西野side
一応弁明しておく。僕は可愛い女の子にしか興味がないのだ。
野郎共とむさ苦しい空間にいるより女の子達とキャッキャウフフしてる方が非常に好きなのだ。
ヤダなぁ〜。先生もなんで僕に頼むんだろう…副生徒会長の方が適任だと思うんだけどぉ…
七三分けでぇ〜、眼鏡かけてぇ〜、常に敬語でぇ〜。マジメくんに頼んだほうが良くない〜?
はやく女の子と遊びたいなぁ〜。あっ、今日は合コンあるんだったっけ〜!
とりあえずぅ……矯正とか、手っ取り早いのはご褒美方式かなぁ〜。
僕は一刻も早く女の子達と遊ぶの〜!
よしよしっ!このまま問題行動起こさないでよね〜!
帰り道 東side
さっきからピーチクパーチクうるせぇなぁ。
ウザいほど絡んでくる西野にストレスが溜まっていく。だから群れるのは嫌いなんだ。特にコイツみたいなタイプとは。
「僕は無害ですよ〜」っていう雰囲気を出してニコニコして。いつの間にか相手の懐に入っていく。
相手の話はウザいほど聞くのに自分の話は一切しない。
完璧に作った笑顔の仮面を被る。
その仮面の下は決して見せない。
そういう奴が、一番怖いんだ。
ああ、嫌だ。
腹の内がわからねぇ奴ほど気になっちまうのは、身を滅ぼすってのによ。
東家玄関前 西野side
ふむふむ……小さいアパートの部屋…
部屋の広さ的に住めるのは1人か2人…
へぇ〜。そっかぁ。苦労してるんだなぁ〜。
東くんは何も言わないで玄関の扉を開ける。
僕と一刻でも早く離れたいのが見え見えだねっ☆
ポケットから出てきたいちごミルクの飴を投げ渡す
一応受け取ってくれた〜。よかったよかったぁ〜。
頑張ったらご褒美を渡し、校則違反をしたら罰を。一番手っ取り早い矯正方法だよねっ☆
東くんが嬉しそうに小さく微笑む。
かわいい……
って、僕は何思ってるの!?こんな野郎に可愛いとかっ!疲れてんのかな!?
こんな顔、見られたらからかわれて死ぬし…!
ぷいっとそっぽを向く
今はこいつの顔見れない…っ
相手は男だぞ、僕!?












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。