第3話

2人の指導のゆくえ
12
2026/01/27 04:12 更新
西野side
西野ソラ
あっ、もちろん野郎には興味ないよっ!先生に頼まれただけだからねっ!
東 翔太
あ?そんな気持ち悪い勘違いなんてしてねぇわ。
一応弁明しておく。僕は可愛い女の子にしか興味がないのだ。
野郎共とむさ苦しい空間にいるより女の子達とキャッキャウフフしてる方が非常に好きなのだ。
西野ソラ
でもぉ、登下校も一緒っていうのが嫌だよねぇ〜。
東 翔太
は?そこまでお前と一緒なのかよ?
西野ソラ
うんっ!東くんは一匹狼だけどぉ、他の雑魚と関わってるかもしれないしぃ〜!
ヤダなぁ〜。先生もなんで僕に頼むんだろう…副生徒会長の方が適任だと思うんだけどぉ…
七三分けでぇ〜、眼鏡かけてぇ〜、常に敬語でぇ〜。マジメくんに頼んだほうが良くない〜?
はやく女の子と遊びたいなぁ〜。あっ、今日は合コンあるんだったっけ〜!
とりあえずぅ……矯正とか、手っ取り早いのはご褒美方式かなぁ〜。
西野ソラ
そういえばぁ…もう放課後だったっけぇ〜。はやく帰ろうよぉ〜!
僕は一刻も早く女の子達と遊ぶの〜!
東 翔太
あぁ……そうだな。帰るか。
よしよしっ!このまま問題行動起こさないでよね〜!
帰り道 東side
西野ソラ
ねぇ〜。なんかおしゃべりしようよぉ〜!
さっきからピーチクパーチクうるせぇなぁ。
ウザいほど絡んでくる西野にストレスが溜まっていく。だから群れるのは嫌いなんだ。特にコイツみたいなタイプとは。
「僕は無害ですよ〜」っていう雰囲気を出してニコニコして。いつの間にか相手の懐に入っていく。
相手の話はウザいほど聞くのに自分の話は一切しない。
完璧に作った笑顔の仮面を被る。
その仮面の下は決して見せない。
そういう奴が、一番怖いんだ。
西野ソラ
ねーっ!話聞いてるー!?
東 翔太
………うるせぇバカ。
ああ、嫌だ。
腹の内がわからねぇ奴ほど気になっちまうのは、身を滅ぼすってのによ。
東家玄関前 西野side
西野ソラ
おっ、ここが東くんのお家だねぇ〜!
ふむふむ……小さいアパートの部屋…
部屋の広さ的に住めるのは1人か2人…
へぇ〜。そっかぁ。苦労してるんだなぁ〜。
東くんは何も言わないで玄関の扉を開ける。
僕と一刻でも早く離れたいのが見え見えだねっ☆
西野ソラ
あっ、これあーげる!
ポケットから出てきたいちごミルクの飴を投げ渡す
東 翔太
おっ、とっと………急にどうした?
一応受け取ってくれた〜。よかったよかったぁ〜。
西野ソラ
今日1日頑張ったで賞っ!おめでと〜!
頑張ったらご褒美を渡し、校則違反をしたら罰を。一番手っ取り早い矯正方法だよねっ☆
東 翔太
ん……ありがと。
東くんが嬉しそうに小さく微笑む。
かわいい……
って、僕は何思ってるの!?こんな野郎に可愛いとかっ!疲れてんのかな!?
西野ソラ
……今のは反則でしょ
こんな顔、見られたらからかわれて死ぬし…!
ぷいっとそっぽを向く
東 翔太
あ?今、なんて言ったんだよ?
西野ソラ
じゃあね!!また朝に来るからっ!!
今はこいつの顔見れない…っ
相手は男だぞ、僕!?

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