第5話

𝚝𝚑𝚛𝚎𝚎.
388
2025/06/17 09:00 更新















あなた
―――お待たせしました
あなた
これ、ミルクティーです
あなた
飲めますか...?
隼人
うん、ありがとう



微かに微笑んでくれるその顔が眩しい。



...あぁ、好きだなぁ。





今すぐこの手で触れてみたい。





でもきっと、壊れてしまう。






隼人
...あなたの下の名前、ちゃんだよね?名前
あなた
...!...は、い、そうです!



名前を呼ばれ、体が反応する。



下の名前で呼ばれた...しかもちゃん付け...!

いやまぁ、5歳?6歳?年下なわけだし...

そりゃそうか。



隼人
椿さんもそろそろ戻ってくる?
あなた
......!
あなた
はい、もうすぐだと思いますよ






















...お姉ちゃんのこと、さん付けなんだ。




私のことはちゃん付けなのに。




あなた
(...嬉しい)



なんだか少しだけ勝てた気分。



そんなはず、ないのだけれど。




隼人
...そっか
隼人
椿さんは、家ではどんな感じ?
あなた
...あー...



......





嘘つけば、こっちみてくれるかな。

酷いんですよっていえば、冷めてくれる?




あなた
...























































あなた
...すごく優しいですよ、本当に
あなた
こんな私のことでも、愛してくれるんです。
あなた
...ほんと、同じ人間なのか疑うくらい
隼人
...そっか笑












...あぁ、ダメだ。

嘘つけない。

...姉のことが、否定できない。






椿
なんの話してたの〜?
隼人
!椿さん
隼人
あなたの下の名前ちゃんから、椿さんのこと聞いてたんだ
隼人
家ではどんな感じなのかなって
椿
え〜?笑なんて言ってたの?
隼人
すっごく優しいって。椿さんのこといっぱい褒めてたよ
あなた
...だって本当のことだもん
椿
...!
椿
あーもうっ!可愛いなぁあなたの下の名前は〜!
隼人
...ふふ笑
あなた
...えへへ



満面の笑みで私に抱きついてくる姉。










...お願いだから、愛さないでよ。






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