宮舘の家 目線宮舘
あのあと、ふっかを俺の家に連れて行った。
ふっかには俺達がプリキュアであること、スノーのことも説明した。
宮舘『ふっか……大丈夫じゃないよね……。』
深澤『………ごめん、心配してくれて。』
渡辺『大丈夫じゃなさそうだな……。』
岩本『あの時なんでホワイトパクトが消えたんだろな。』
佐久間『なんでだろうね。』
阿部『たぶん、戦うのを否定したからじゃないかな…敵への恐怖と自分自身への不安もあって、消えたんだろうね。』
佐久間『あんなこと初めてだもんね。』
渡辺『どうすればふっかのこと勇気づけられるんだよ。』
阿部『今の状態を見て…今のままじゃ無理だろうね…。』
宮舘『ふっかはあの時怖かった?』
深澤『コク。』
岩本『恐怖がある異常、変身することはできないな。』
渡辺『しょうがねぇよな。』
宮舘『そうだね…。』
深澤『今日はもう帰るね……。』
ふっかはそう言って玄関へ向かった。
渡辺『ふっk………。』
(ポン。)
阿部『今は1人にしてあげよ。』
渡辺『そう…だな。』
(ガチャ…パタン……)
ふっかの後ろ姿は寂しそうだった。
帰り道 目線 深澤
あの時、立ち向かうより恐怖が勝った。
あんなでかい怪物相手に…勝てるわけない。
俺は、ちっぽけで、弱虫で、臆病者だ。
深澤『はぁ〜。』
1人で落ち込んでいた時。
(ニャ〜。)
深澤『ん?猫?どこだろ。』
(ニャ〜。)
鳴き声のする方へ足を進めた。
深澤『ここから聞こえる。』
鳴き声の方向は木だった。
深澤『もしかして………。』
俺は上を見上げた、そこには木から降りられない子猫が居た。
深澤『やっぱり。』
こんなの…どうやって助ければいいんだ?
深澤『無理……だよな。』
(ニャ〜、ニャ〜、)
深澤『っ。』
あんなに鳴いて、ぷるぷる震えてる。
こんなの…ほっとけるわけないよっ。
子猫があんなに一生懸命助けを求めてるのに…そこで助けない人いるわけないだろ。
深澤『ちょっと待ってて!今助けるから!』
俺は木を登っていった。
深澤『よっ。』
(ズルッ!)
深澤『あっぶね!』
足が滑ったぐらい全然平気だ!
俺より、子猫の方が何倍も今怖い思いしてるんだ。
深澤『よいしょっ。ふぅ〜、ついた。』
慎重に子猫の方へ歩み寄った。
深澤『大丈夫だよ、怖くないからね。助けに来たよ。』
(ニャ〜)
俺は子猫を捕まえて、抱きしめた。
深澤『よしよし、よく頑張ったな!もう大丈夫だからな。』
子猫を傷つけないようにゆっくりと木を降りていった。
深澤『よっと。はい、もうあんなところ登ったらダメだぞ(笑)』
(ニャ〜♪)
子猫は鳴いて、俺の足にスリスリしてきた。
深澤『ふふ(笑)可愛いなぁ♪』
子猫は元気よく走ってどっかへ行った。
深澤『ばいばーい!』
良かった…子猫が無事で。
深澤『あれ?俺………。』
自分で勇気を出して助けた?
深澤『なんだ…やれば出来るじゃん。』
独り言を言っていた時。
(ズッドーン!!)
深澤『っ!!!』
砂が舞って、収まった。
深澤『またあの怪物だっ!』
スノーワールド『アバレルダー!!』
リーラ『いいわよ♪スノーワールド♪どんどん暴れちゃいなさい♪』
リーラ『あら?誰かと思ったら、この前の弱虫ちゃんじゃない♪』
深澤『っ!!』
スノーワールド『アバレルダー!!』
(ドッゴーン!)
どうすればいいの…。
5人『待ちなさい!!』
スノーワールド『アバレルダー!』
レイズ『真っ赤に燃えるハート!キュアレイズ』
レイズ『貴方のハート、燃えたぎってる?』
ウォーター『青く波打つ心!キュアウォーター』
ウォーター『心が安らぐ水、素敵でしょ?』
シェリー『未来を照らす光!キュア•シェリー!』
シェリー『キラキラ輝いて、気持ちも晴れやかでしょ?』
レディス『ゆらゆら揺れる花!キュアレディス』
レディス『その綺麗な花で、キュンキュンしよ?』
フリア『自然を包む恵み!キュア•フリア!』
フリア『癒やしの波動、感じるでしょ?』
5人『スノーホワイトプリキュア!!』
リーラ『もぉー!またあんた達ね!!もう諦めなさいよ!!』
シェリー『諦めるわけないでしょ!!』
ウォーター『そっちこそ!いい加減諦めたら?おばさん(笑)』
リーラ『なんですってーー!!!!もう怒ったわ!!スノーワールド!やっちゃいなさい!!!』
スノーワールド『アバレルダー!!』
レイズ『ふっ!!』
レディス『はぁ!!』
フリア『やぁー!!』
スノーワールド『アバレルダー!!』
5人『キャー!!』
深澤『っ!みんな!!』
レイズ『スノーワールド、前より強くなってるっ。』
ウォーター『攻撃力も半端じゃないわ!』
シェリー『なんでこんなに強いの!』
リーラ『教えてあげましょ♪スノーワールドが強くなったのは、私が改造したから💓』
レディス『改造!!』
フリア『だからこんなに強いのね!』
リーラ『そうよ♪最高にいいでしょ♪』
ウォーター『最悪だわ。』
リーラ『ふふ♪最高の褒め言葉ね♪スノーワールド!やっちゃいなさい!!』
スノーワールド『アバレルダー!!!』
5人『キャー!!!』
スノー『レイズ!!ウォーター!!シェリー!!フリア!!レディス!!』
皆っ……。
リーラ『そこにいる臆病な貴方♪』
深澤『っ!』
リーラ『貴方にプリキュアになる資格あるのかしら?(笑)臆病で、ちっぽけで、怖がりの貴方になにが出来るのかしら(笑)』
深澤『それは……っ。』
俺は、なんて答えればいい?
リーラ『ふふ(笑)やっぱり怖がりで臆病ね♪そんなんだからだめなのよ(笑)』
そうだ……俺はダメなんだ。
レイズ『そんなことない!!』
深澤『!!』
リーラ『はぁ?』
ウォーター『確かに!人間は臆病でちっぽけで怖がりかもしれない。』
リーラ『ほら♪やっぱりs……。』
シェリー『でも!!それを乗り越えるために自分で頑張るの!!』
フリア『何度も挫けそうになる…けど! 支え合うのが仲間なの!!』
レディス『1人じゃ何もできないけど!仲間がいればなんだって出来る!!』
仲間…そっか、俺ずっと1人だと思ってたけど…違ったんだな。
そうだ……そうだよな!俺には仲間がいる!
頼れる人達がいる!!
俺…そんな大事なことなんで忘れてたんだろ。
リーラ『あぁ〜!!もう!面倒くさいわね!!スノーワールド!!』
スノーワールド『アバレルダー!!』
深澤『待って!!』
スノーワールド『アバレルダー?』
リーラ『あら?弱虫で怖がりな貴方になにが出来るの?(笑)』
深澤『確かに俺は怖がりだし弱虫だ。でも!俺には仲間がいる!支えてくれる仲間が!!』
5人『っ!』
深澤『皆がいるから俺は頑張れることが出来た!今度は俺が勇気を出して皆を助ける番だ!!!』
ピカーン✨
深澤『あの時の!』
スノー『ホワイトパクトを取るワフ!君は選ばれしプリキュアワフ!!』
深澤『うん!!』
(バシッ)
スノー『そのスノーペンダントをパクトにハメるワフ!そして、プリキュア!フワヒラチェンジって叫ぶワフ』
深澤『わかった!!』
深澤『プリキュア!フワヒラチェンジ!!』
深澤の後ろに月闇が現れた。
シュパン!!
胸には雪のバッヂが付いており、紫のスカートに変わる。
服は胸元にパープルのリボンにもこもこの服。
首には月の模様が描かれたチョーカが付いた。
シュパン!パン!パン!
髪の毛は下ろしてあり、セミロングでの紫髪。
目や口は化粧をしていて、頬にはチーク。
靴は紫のヒールに変わる。
シュタ!!コツコツ
ラビス『闇夜を駆け回る影!キュア•ラビス』
ラビス『暗けど、明るくて楽しいわよ?』
フリア『ラビス……。』
リーラ『なんですって!!!スノーワールド!いきなさい!!』
スノーワールド『アバレルダー!!!』
ラビス『はっ!!たぁー!!』
スノーワールド『アバレルダー!!』
レイズ『すごいっ…。』
ウォーター『早くて分からなかったわ……。』
シェリー『うん。』
レディス『強くてカッコイイ。』
ラビス『まだまだ!!やぁー!たぁ!ふっ!はぁ!!』
スノーワールド『アバ!レル!ダー!!』
ドッシャーン!!
リーラ『っ!!』
ラビス『皆を傷つけたこと許さないんだから!!!』
(シュパーン)
スノー『ラビス!今ワフ♪』
ラビス『えぇ!!』
ラビス『プリキュア!ラビス•エクセルト!!』
スノーワールド『アバレルダー♪』
リーラ『きぃー!!覚えてなさい!!!』
(シュン!)
5人『ラビス!!』
ラビス『みんな!!大丈夫?』
レイズ『えぇ!ありがとう♪』
ウォーター『それにしてもさっきの戦い凄かったわ!』
シェリー『そうね!凄かったわ!!』
レディス『もうね!ピュー!!ドーン!バーン!って感じで凄かった!!』
フリア『レディス、そんなじゃ伝わらないわよ(笑)』
レディス『あはは(笑)』
ラビス『みんな、私に勇気をくれてありがとう!』
レイズ『私達じゃなくって、ラビス自身が乗り越えたからよ♪』
シェリー『そうそう♪』
レディス『勇気を出してくれてありがとう♪』
フリア『これからもよろしくね♪ラビス♪』
ラビス『えぇ!』
ラビスは嬉しそうに皆の顔を見た。
絆が強ければ強いほど、皆の友情も強くなる。







![⛄💜17時のスイッチ[完結]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/EOkNL2MhxNOnLeVbLBmpGszqo363/cover/01KDMET6R8CVT70D1RTK9AKTAJ_resized_240x340.jpg)




編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。