阿部Side
あの日、僕はいつも通り青信号になってから進んだ。
その瞬間、対向車線から逆走してきたクルマがぶつかった。
ぶつかってきた車は、どこかに走り去っていて、その時にはもう下半身の感覚はなかった。
救急車が来たのは数十分後。
その時にはもう、依頼人は死んでたらしい。死因は多量出血。
それなのに、俺は生きていた。
そこから先は少し知ってるだろうけど、康二の病院に運ばれて…って感じ。
退院してから、遺族と出会ったけど…向けられたのは、俺への怒りと、俺らへの失望。依頼人に対しての悪口だった。
その時俺は…なんにも言えなかった。
依頼人に対して、悪意を持ってたわけじゃない。僕が、学生時代に少しいじめられてたことを思い出して…反論したかったけど…できなかった。
そんなときに、照と、ふっかが、みんなのことを庇った。
なんで、そんな言うんだよ。俺等に失望するのはまだいい。でも、阿部と、依頼人に対する悪口は許さない…だったかな。
その後、遺族の人が、ますますヒートアップして、僕と、依頼人の悪口を言い始めた
殴ろうとまでしてたよ。照は
そんなに大切にできたのに…俺はできなかった。そこから…いや。事故の時から、俺はもう過去に向き合うことが怖くなってしまった。
その後…3人が入った。





















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。