スゥ―――――――
何かに引っ張られるような感覚がした
―――――――――――――――――
なぜか私は病院にいたそれもそらるさんの病室に
そう思うとより一層目を覚ましてほしいと思った
きっとほかの歌い手のみんなも同じだ
何の音もしない沈黙が続いた―――――
その時、
ピ―――――――――――――――――
無機質な音が聞こえた
バタバタ――
え?どういうこと?
病室では治療をしている音が聞こえる
ガラガラ
信じられなかった。本当に
でも、病室に入るとそこだけトキが止まったようだった
。
jag kysste medan jag grat
愛してる
私は涙を流しながらキスをした。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!