ここはブラック幼稚園園バス車内。
ただいま、バス車内でゆうすけくんとリサがキスをしてしまうという大事件勃発中⭐︎
「キス」というワードを言うたびに、リタの顔の赤みが増していく。そんな中、リタとは正反対に顔が真っ青になっている人間が車内にいることに、まだ皆気がついていない。
2人して頬を赤らめ、俯く。特にゆうすけくんは、今にも泣きそうな顔をしている。そこでリタは慌ててゆうすけくんの背中をさする。
ゆうすけくんの目から雫が垂れ落ちる。そんな様子を見ていたエマが不思議そうにゆうすけくんに尋ねる。
「ガクン!!!」
また車内が大きく揺れ、皆の体が浮く。それぞれ席にしがみつき、なんとか耐える。
「ジャキッ」
ダグに銃を突きつけるリタ。ダグの顔を嫌な汗が伝う。
ダグはゆっくりと立ち上がり、リタの手ーー銃を握っている方ーーを掴み、天井に向ける。
ニヤリと微笑むダグ。リタはその顔を見て、顔が真っ赤になる。
ダグのいつもと違う雰囲気に、リタの心臓のスピードは加速していく。周りに園児がいてもお構いなしに、リタはダグに(ダグの顔に)ときめいちゃっているのだ。そうなるともう彼女は止まれない。先程まで険しかった顔はすっかり恋する乙女のそれになってしまった。
「ギラっ」
窓の外が光る。その瞬間、リタの顔はまた殺し屋の顔に戻る。
「ダダダダダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!」
バスの窓を大量の銃弾が貫く。慌ててリタが窓の外を覗くと、そこには大量の黒い車が……。
ジャコッ
続く。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!