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第1話

R-18女体化×3P『女体化した君を俺と俺が抱きます』~i×f~
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2026/02/14 22:12 更新
R-18女体化×3P『女体化した君を俺と俺が抱きます』~i×f~



Side照

「ふふっ」

静かな休日の昼下がり。

俺はソファにごろんと寝転がりながらスマホに保存された恋人の写真を見返しては自然と緩んでしまう口元を隠そうともしなかった。
そこに写っているのは俺の恋人の可愛らしい姿。

ある時は子犬みたいに目をきらきらさせて満面の笑みで俺に抱きついてくるふっか。
またある時はちょっとしたことで拗ねてぷくっと頬を膨らませるふっか。

かと思えばふとした瞬間に息を呑むほど大人びた切ない表情を見せることもある。

くるくると変わるその表情の一つひとつがどうしようもなく愛おしくて俺の心を掴んで離さない。

(本当にふっかは可愛いよね…)

指先で画面をなぞりながら昨日の夜のことを思い出す。

一緒に見た恋愛映画のワンシーンに感動して大きな瞳を潤ませていたふっか。

その涙はまるで磨かれた宝石みたいにキラキラしていてあまりにも綺麗で思わず見とれてしまった。
俺が「泣いてるの?」ってからかうと「泣いてないよ!目にゴミが入っただけだよ!」なんて真っ赤になって怒るけどその照れた顔がまたたまらなく可愛いんだよね。

そんな風にふっかのいろんな表情を思い出しているとふとある考えが頭をよぎった。

(もしもふっかが女の子だったら…)

その瞬間、俺の想像力は一気に翼を広げた。

きっと髪はふわふわのブラウンで太陽の光を浴びるとキラキラ光るんだろうな。

大きな瞳は今よりもっとぱっちりして長いまつ毛がふるふると震えるたびに周りの誰もが心を奪われるに違いない。
あの細くてしなやかな指先はきっともっと華奢で何かを掴むたびに愛らしい仕草になるんだろう。

想像の中の「女の子のふっか」は俺がちょっとしたプレゼントを渡すだけで花が咲くように笑う。

そして「照、ありがとう!」って今のふっかと同じ太陽みたいな笑顔で駆け寄ってくるんだ。
その姿を思い浮かべただけで胸の奥がきゅんと締め付けられるような甘い痛みが走った。

(…やばい、可愛すぎる)

今のままでも十分に可愛いふっかがもし女の子になったらその可愛さはきっと天元突破してしまう。

そうなったら俺はもう片時もふっかのそばを離れられなくなるかもしれない。

心配で心配で他の誰にも見せたくなくて一日中腕の中に閉じ込めておきたくなるだろう。

「あー、だめだ、だめだ」

俺はぶんぶんと頭を振って甘すぎる妄想を追い払おうとした。

現実のふっかはれっきとした男の子。
たまに女の子みたいに可愛い時もあるけれどいざという時にはすごく頼りになる格好いい俺の恋人だ。

それで十分じゃないか。
これ以上を望んだら罰が当たってしまう。

そんなことを考えて一人で苦笑しているとその時だった。

ピンポーン。

静寂を破るように軽やかなチャイムの音が部屋に響いた。
こんな時間に誰だろう?
宅配便の予定はなかったはずだけど。

俺は少し不思議に思いながらのろのろとソファから起き上がった。

インターホンのモニターを覗き込むとそこには誰も映っていない。

「あれ…?気のせいかな」

首を傾げたその瞬間。

「照!大変だよ!開けて!早く!」

スピーカーから聞こえてきたのは間違いなくふっかのしかし普段より少しだけトーンの高い切羽詰まった声だった。なんだかものすごく慌てているみたいだ。

「ふっか?どうしたのそんなに慌てて」
「いいから!早く開けてよ!」

ただ事ではなさそうなその声に俺は慌てて玄関の鍵を開けた。
一体全体何があったっていうんだ?まさか誰かに追われてるとか…?

「ふっか、大丈夫?」

勢いよくドアを開けた俺の目に飛び込んできたのは予想だにしなかった光景だった。

そこに立っていたのはふっかではなかった。
いや正確に言うとふっかの面影がある見知らぬ「女の子」だった。

肩まで伸びた柔らかな栗色の髪。
俺がさっきまで妄想していた通りのぱっちりとした大きな瞳。華奢な肩に白いブラウスとふわりと広がるスカート。その姿はどこからどう見ても可憐な女の子そのものだった。

しかしその表情は今にも泣き出しそうに歪められていて大きな瞳にはみるみるうちに涙の膜が張っていく。

そしてその口から飛び出した言葉は紛れもなく俺のよく知る恋人のものだった。

「照…!どうしよう!俺女の子になっちゃったよ…!」
「……………は?」

俺は目の前の光景が信じられなくて完全に思考が停止した。
女の子。
ふっかが女の子になった?
何を言っているんだこの子は。

女の子はわっと泣き出しそうな顔で俺を見上げている。

その仕草その表情その声。確かにどこをとってもふっかなのだ。
特に不安そうに眉を下げて潤んだ瞳でこちらを見上げてくる感じは俺が知っているふっかそのものだった。

でも見た目は完全に女の子だ。
しかもとんでもなく可愛い。

俺がさっきまで妄想していた「女の子のふっか」がそのまま現実世界に飛び出してきたかのようだった。

「えっと…どちら様かな…?」

混乱のあまり俺はついそんな間抜けな質問をしてしまった。

すると目の前の女の子は信じられないというように目を見開いてそれからわなわなと唇を震わせた。

「照のバカ!俺だよ!」

ぷんすかと頬を膨らませて怒るその姿もやっぱりふっかだった。
ああもう訳が分からない。頭がぐちゃぐちゃだ。

「いや、でも…だって女の子じゃない…」
「それが分からないから困ってるんだよ!朝起きたらこうなってたんだよ!もうパニックだよ!」

女の子はいやふっか(?)はそう叫ぶとその場でぴょんぴょんと飛び跳ね始めた。

その動きに合わせてふわりとしたスカートが揺れる。
その光景はあまりにも非現実的でまるで漫画かアニメの世界に迷い込んでしまったかのようだった。

俺はこめかみを押さえながら必死に状況を整理しようと試みた。

目の前にいるのはふっかだと名乗る非常に可愛らしい女の子。

本人は朝起きたらこの姿になっていたと主張している。
そんな馬鹿な話があるか。

ドッキリか?でもふっかがこんな手の込んだドッキリを仕掛けるとは思えない。
だとしたら一体…。

「…まさか…本当にふっか?」

恐る恐る俺はもう一度問いかけた。

すると女の子の姿をしたふっかはこくこくと何度も頷いて潤んだ瞳で俺を見つめてきた。

その瞳には「信じて」という切実な想いが込められているように見えた。

その純粋な瞳に見つめられて俺はふとさっきまでの自分の妄想を思い出した。
ふっかが女の子だったらなんてそんな馬鹿げたことを考えていたまさにその矢先にこの出来事。

(もしかして俺の妄想が現実になっちゃったとか…?)

ありえない。
そんなこと絶対にありえない。

でも目の前で起こっているこの現象を他にどう説明すればいいんだ?

俺は深く深いため息をつくとまだ玄関先でオロオロしているふっか(?)の手を引いた。その手は俺が知っているふっかの手よりもずっと小さくて柔らかかった。

「…とりあえず中に入りなよ。話はそれから聞くから」

その言葉にふっかは少しだけほっとしたような表情を浮かべた。
そしておずおずと俺の部屋に足を踏み入れたのだった。


俺は女の子の姿になってしまったふっかの手を引き部屋の中へと招き入れた。

小さなその手は驚くほど柔らかくて少しひんやりとしている。
その感触がこの非現実的な状況を妙にリアルに感じさせた。

「…とりあえずそこに座って。何か飲む?」
「…うん。お水もらえる?」

ソファを指差すとふっかはこくりと頷きおずおずと腰を下ろした。

その仕草一つとってもどこか儚げで守ってあげたくなるような雰囲気を醸し出している。俺はキッチンでグラスに水を注ぎながらちらりとふっかの様子を盗み見た。

ふっかが今着ているのはおそらく家から着てきたであろうオーバーサイズのTシャツとスウェットパンツ。

男のふっかが着ていればなんてことない部屋着が華奢な女の子の体にはあまりにも大きすぎて所謂「彼シャツ」状態になっていた。

萌え袖になった指先が落ち着かなさそうにスウェットの裾を握りしめている。
広い首元からは華奢な鎖骨が覗いていて思わずどきりとしてしまう。

(うわ…めちゃくちゃ可愛い…)

さっきまでの妄想が現実となって目の前にある。
いや妄想以上の破壊力だ。

困り果てて不安そうに揺れる大きな瞳。
ほんのりと赤く染まった頬。

少しだけ開かれた唇から漏れるか細い息遣い。
その全てが俺の庇護欲を猛烈に掻き立てる。

「はい、お水」
「…ありがと」

俺が差し出したグラスをふっかは小さな両手で大切そうに受け取った。

こくこくと喉を鳴らして水を飲む姿さえ絵になるほど愛らしい。
俺はふっかの隣に腰を下ろしどうしたものかと頭を抱えた。

「…で、本当に朝起きたらこうなってたの?」
「本当だよ!起きて顔洗おうと思って鏡見たら知らない女の子が映ってたんだよ…!腰抜かすかと思ったよ!」

ふっかはそう言うとぶかぶかの袖で顔を覆った。
その隙間から見える耳が真っ赤になっている。

「最初は夢だと思ったんだよね。だから自分のほっぺつねってみたんだ。そしたらめちゃくちゃ痛くて…。夢じゃないって分かった瞬間もうパニックだよね。どうしようどうしようって部屋の中うろうろして気づいた照の家に来てたんだ…」

震える声で語られる今朝の出来事。
一人でどれだけ心細かっただろう。

パニックになりながらも俺を頼ってここまで来てくれた。
その事実に胸の奥がじんと熱くなる。

「そっか…。怖かったよね。ごめん、最初疑ったりして」

俺はそっとふっかの頭を撫でた。
指先に触れる髪は驚くほど柔らかくてさらさらと指の間をすり抜けていく。

男だった頃の少し硬めの髪質とは全然違う。

「…照」
「ん?」
「俺どうしよう…。このまま元に戻れなかったら…」

不安そうに俺を見上げてくる潤んだ瞳。
その瞳に吸い込まれそうになりながら俺はできるだけ優しい声で言った。

「大丈夫だよ。絶対に元に戻る方法はあるはずだから。俺が一緒に探すからそんなに心配しないで」
「でも…」
「大丈夫。ふっかは一人じゃないんだから。俺がいるでしょ?」

俺がにっこりと笑いかけるとふっかの強張っていた表情が少しだけ和らいだ。
そして小さな声で「…うん」と呟くとこてんと俺の肩に頭を預けてきた。

「…照の匂い」

安心しきったように目を細めすんすんと俺の匂いを嗅ぐふっか。

その無防備な姿に俺の心臓が大きく跳ねた。肩にかかる柔らかな髪の感触。
すぐそばで聞こえるか細い寝息のような呼吸。
さっきまで感じていた混乱や焦りが嘘のように消えていき代わりに甘くて少しだけ切ない感情が胸いっぱいに広がっていく。

(…可愛い)

心の声がまた漏れた。
いやもう隠す必要もないか。

だって本当に可愛いんだから仕方ない。
俺はそっと腕を伸ばしふっかの華奢な体を抱き寄せた。びくっとふっかの肩が小さく震えたのが分かった。

「照…?」
「大丈夫。何もしないから」

そう言って俺はふっかの背中を優しくゆっくりと撫でた。
まるで壊れ物を扱うように。

ふっかも最初は緊張していたみたいだけど俺の心臓の音が伝わったのかやがて体の力を抜き俺の胸に顔をうずめてきた。

静かな部屋に二人の呼吸の音だけが響く。
俺の心臓はさっきからずっとうるさいくらいに鳴り響いている。

ふっかに聞こえてるかな。この高鳴りの意味分かってくれるかな。

ふっかの体温が服越しにじんわりと伝わってくる。
男の時よりも少しだけ高いような気がした。

俺はふっかの髪に顔をうずめその甘い香りを深く吸い込んだ。
シャンプーの匂いに混じってふっか自身の太陽みたいな匂いがする。

ああ、もうだめだ。理性が溶けていく。

俺はそっとふっかの顔を上げさせその潤んだ瞳を見つめた。
驚いたように見開かれた瞳がゆっくりと俺を映す。

その瞳の中にいる自分は見たこともないくらい欲にまみれた顔をしていた。

「ふっか…」

掠れた声で名前を呼ぶ。
ふっかは何も言わずただこくりと喉を鳴らした。

それが合図のように思えた。

俺はゆっくりと顔を近づけていく。あと数センチで唇が触れ合う。
ふっかがそっと目を閉じた。その震えるまつ毛さえ愛おしくてたまらない。

その瞬間だった。

ピンポーン。

またしても間の悪いチャイムの音が甘い空気を無慈悲に切り裂いた。

「「…………」」

俺とふっかはキス寸前の体勢のままぴたりと固まった。

「…うそでしょ」

俺は天を仰いだ。
なんでよりによって今なんだ。
最高の雰囲気だったのに。あと少しだったのに。

「…誰だろう?」

ふっかが我に返ったように慌てて俺から身を離す。
その顔はさっきよりもずっと赤くなっていた。

「さあ…。ちょっと見てくる」

名残惜しさを振り払うように俺は立ち上がってインターホンのモニターに向かった。

一体誰だこのロマンチックなムードをぶち壊しに来た不届き者は。

モニターに映し出された人物を見て俺は自分の目を疑った。

「…は?」

そこに立っていたのは『俺』だった。


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※本作には、心を奪うほど濃密で官能的なR-18描写が含まれます。

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