レストラン
現在、チリちゃんとレストランに到着して、
席に向かい合って座っています。
そして注文を済ませ、会話している。
何でもかんでも一生懸命。
疲れたり。
そう、言わなきゃ。
心配かけたくないし、
それに、チリちゃんはきっと
「何でもかんでも一生懸命なあなた」に
好感を持ってくれてる。
だから、印象を悪くしたくなくて、絶対…
絶対?
そんな、、私…チリちゃんに好印象を持たれたいの?
私…チリちゃんのこと、どう思ってるのかな?
友達……友達だよ。少し年の離れた友達。
外見も中身も素敵な人と友達になれて幸せだなって、
ただ、それだけだよ…
ヤバい、考え過ぎてて…
違う。
嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
嫌!
嫌われたくない!
このまま、「何でもかんでも一生懸命なあなた」として、
まだチリちゃんに好印象を持ってて欲しいの!
私っ私…………
なんでこんなに…………
ああ………
私、……気持ち悪……
きっとこれが恋愛感情なんだろう。
こんなにドロドロで、、気味が悪い。
駄目だ。引かれてしまう。
閉じ込めておかなきゃっ
このままっ………
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!