桜が散り出した春の終わりかけみたいな日から
新しく生活が始まる
高校とは違って同じ出身校の人、
ましてや同郷の人なんて誰もいない
都会の方の大学に進学した
ガキみたいなやつが多い地元に
ずっと縛られ続けるのなんて無理だった
親は必死に止めようとしてたけど
よくあんなところで生活を続けられると
思っているのか不思議でたまらなかったが
そんな言葉も飲み込んで全てを最初からにして
切り替えてここにやってきた
ここでたくさん勉強して 、たくさん知識を蓄えて
良い就職先を見つけて 、愛する人を見つける
はずだったのに 、貴方は
何故僕の前に現れたの?












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!