この話は、侮辱するためなどに作られた話ではありません。そして、この話に出てくる人物は存在しません。
時は1944年、九月。日本は太平洋戦争が始まっています。
私の名前は
比嘉 久子(ひが ひさこ)!
沖縄県立第一高等女学校に通う、15歳の女の子よ。
今は友達と帰っているところ!
沖縄県立第一高等女学校とは、13歳から19歳の女の子達が将来、教師になるために作られた学校なの。
ちなみにね、私達が通う学校は、沖縄県立第一高等女学校と、沖縄県女子師範学校に別れてるんだ。
二つの学校は、「女師」、「一高女」と略されてるのよ。
あ、「ひめゆり」というのはね、この学校(一高女、女師)の愛称なの。
この子は石垣 里江(いしがき りえ)
この戦時中、周りを明るくさせてくれるんだ!
私達と同じ15歳の女の子!
この子は与那覇 ノブ(よなは のぶ)。
里江の相棒みたいな存在!
写真を撮ることが趣味なんだって!
私達と同じ15歳だよ!
この子は宮城 朝子(みやぎ あさこ)。
大家族で、幼い妹や弟がたーくさんいるみたいだよ!
だからなのか分からないけれど、面倒見がよくて、
とても優しいんだ!
私達と同じ、15歳!
そう、今は戦時中。
私達は昭和15年より前に産まれてるはずだから、何か今より美味しいもの食べてたはずだけど、、
はっ
この子は玉城 嘉津子(たまき かつこ)。
正義正しい子なんだ!
みんなからは「カッちゃん」って呼ばれてるよ!
私は嘉津子って普通に呼んでるけどね笑
同じ15歳!
♪ 丘にはためく あの日の丸を
仰ぎ眺める 我らの瞳
いつか溢るる 感謝の涙
燃えて来る来る 心の炎
我等は皆 力の限り
勝利の日まで 勝利の日まで♪
私達は、必ず日本は勝つ!と信じて、
「勝利の日まで」などの軍歌を歌った。
太陽が沈みそうな時、
私達は手を大きく振って、別れた。
今は戦時中。空襲が来たら死んでしまうかもしれないんだから、挨拶はきちんと!
そうして私は、家に向かった。
今日も雑炊か…
まあいっか、食べれるだけで嬉しいから。
欲しがりません、勝つまでは って言うし、、
どうしたのかな?
え?
私は薄っぺらなおふとんに寝っ転がり、目を瞑った。
目を瞑ると、色々な思いが湧き上がってくる。
米軍が沖縄に攻め入ってくる。
そして今日朝子が言ってた
「いつになったら、日本は勝つのかな?」
…大丈夫。日本には神風が吹く。
大丈夫、大丈夫!
そして私は、深く眠りについた。

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!