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第1話

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12
2026/01/05 05:48 更新
この話は、侮辱するためなどに作られた話ではありません。そして、この話に出てくる人物は存在しません。





時は1944年、九月。日本は太平洋戦争が始まっています。

私の名前は
比嘉 久子(ひが ひさこ)!
沖縄県立第一高等女学校に通う、15歳の女の子よ。
今は友達と帰っているところ!

沖縄県立第一高等女学校とは、13歳から19歳の女の子達が将来、教師になるために作られた学校なの。
ちなみにね、私達が通う学校は、沖縄県立第一高等女学校と、沖縄県女子師範学校に別れてるんだ。
二つの学校は、「女師」、「一高女」と略されてるのよ。

あ、「ひめゆり」というのはね、この学校(一高女、女師)の愛称なの。

石垣 里江
石垣 里江
ねえねえみんな!
教師になったらさ、どういう教師になりたい??
この子は石垣 里江(いしがき りえ)
この戦時中、周りを明るくさせてくれるんだ!
私達と同じ15歳の女の子!
比嘉 久子
比嘉 久子
うーん、私はねー、数学を教えてあげたいかなー、
数学は役に立つし、面白いから!
石垣 里江
石垣 里江
わああ!
ひさちゃん、なんかかっこいいね…!⭐️
確かにひさちゃんは、数学好きだもんね!
与那覇 ノブ
与那覇 ノブ
私はー、、
里江さんみたいに周りを明るくする先生になりたい。
子供達に将来に希望を持たせてあげたいんだ!
この子は与那覇 ノブ(よなは のぶ)。
里江の相棒みたいな存在!
写真を撮ることが趣味なんだって!
私達と同じ15歳だよ!
石垣 里江
石垣 里江
ノブちゃん…!!!
ありがとうーーーー!!!!
宮城 朝子
宮城 朝子
わ、わたしも!!小学校の先生になって、
子供達に希望を持たせてあげたいな!!
あと、美味しいものをたくさん食べさせてあげたい、、
なーんて、、
この子は宮城 朝子(みやぎ あさこ)。
大家族で、幼い妹や弟がたーくさんいるみたいだよ!
だからなのか分からないけれど、面倒見がよくて、
とても優しいんだ!
私達と同じ、15歳!
石垣 里江
石垣 里江
わあああ!
あっちゃん素敵💓
与那覇 ノブ
与那覇 ノブ
確かに朝子さん、面倒見良いものね。
石垣 里江
石垣 里江
なんといってもまだ戦時中だからね…
美味しいもの…あまり食べられないからね、、
そう、今は戦時中。
私達は昭和15年より前に産まれてるはずだから、何か今より美味しいもの食べてたはずだけど、、
玉城 嘉津子
玉城 嘉津子
里江!!!
みんな!!!!
はっ
玉城 嘉津子
玉城 嘉津子
こんな話ずーっと続けてたら…
「非国民!!」って…!!!
この子は玉城 嘉津子(たまき かつこ)。
正義正しい子なんだ!
みんなからは「カッちゃん」って呼ばれてるよ!
私は嘉津子って普通に呼んでるけどね笑
同じ15歳!
石垣 里江
石垣 里江
はっ…!!!そうだった、カッちゃんありがとう…!
宮城 朝子
宮城 朝子
はあ…それにしても、日本はいつ勝つのかな?
与那覇 ノブ
与那覇 ノブ
も、もう少しの辛抱だよ…!朝子さん…
玉城 嘉津子
玉城 嘉津子
そうだよ朝子!
きっと鬼畜米英なんてね!
石垣 里江
石垣 里江
兵隊に行ったおとう達がこらしめてくれる!
宮城 朝子
宮城 朝子
…うん
そうだよね!!
日本は必ず勝つよね!!
玉城 嘉津子
玉城 嘉津子
そう!
日本には必ず、神風が吹く!!
比嘉 久子
比嘉 久子
みんな、こんな時こそ、歌を歌おう…?
与那覇 ノブ
与那覇 ノブ
そうだね
石垣 里江
石垣 里江
うん!
♪ 丘にはためく あの日の丸を
 仰ぎ眺める  我らの瞳
 いつか溢るる 感謝の涙
 燃えて来る来る 心の炎
 我等は皆 力の限り
 勝利の日まで 勝利の日まで♪

私達は、必ず日本は勝つ!と信じて、
「勝利の日まで」などの軍歌を歌った。
石垣 里江
石垣 里江
じゃあね〜!
与那覇 ノブ
与那覇 ノブ
また明日〜
比嘉 久子
比嘉 久子
ノブ、里江、また明日!
玉城 嘉津子
玉城 嘉津子
また明日!
宮城 朝子
宮城 朝子
またね!
太陽が沈みそうな時、
私達は手を大きく振って、別れた。
比嘉 久子
比嘉 久子
じゃあ、私こっちだから…
玉城 嘉津子
玉城 嘉津子
じゃあね!久!
宮城 朝子
宮城 朝子
また明日〜
比嘉 久子
比嘉 久子
うん!さようなら〜
今は戦時中。空襲が来たら死んでしまうかもしれないんだから、挨拶はきちんと!
そうして私は、家に向かった。
比嘉 久子
比嘉 久子
我等は皆〜
力の限りー♪
勝利の日まで
勝利の日まで〜


お母!
ただいま!
お母さん
おかえりなさい、久子
お母さん
さ、もうご飯できてるから、食べちゃいなさい。
比嘉 久子
比嘉 久子
はーい
今日も雑炊か…
まあいっか、食べれるだけで嬉しいから。
欲しがりません、勝つまでは って言うし、、
比嘉 久子
比嘉 久子
いただきます!
お母さん
いただきます。
お母さん
久子
比嘉 久子
比嘉 久子
うん?
どうしたの?

どうしたのかな?
お母さん
日本兵が沖縄を守りに来るの。
え?
お母さん
アメリカが…
沖縄本土に攻めてくるって…
比嘉 久子
比嘉 久子
…ええ?
比嘉 久子
比嘉 久子
わ、私達はどうなってしまうの?!
お母さん
それが…
分からない…
比嘉 久子
比嘉 久子
……
比嘉 久子
比嘉 久子
そっか…
比嘉 久子
比嘉 久子
で、でもおかあ!
お母さん
ん?
比嘉 久子
比嘉 久子
日本は…
必ず勝つんだよね!
お母さん
………
そうね…
比嘉 久子
比嘉 久子
おかあ、おやすみなさい。
お母さん
ええ、おやすみ。
私は薄っぺらなおふとんに寝っ転がり、目を瞑った。
目を瞑ると、色々な思いが湧き上がってくる。
米軍が沖縄に攻め入ってくる。
そして今日朝子が言ってた
「いつになったら、日本は勝つのかな?」
…大丈夫。日本には神風が吹く。
大丈夫、大丈夫!

そして私は、深く眠りについた。

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