ー🐣sideー
全っ然眠れなかった。
隣にヒョンジナがいたのもだけど
クマがすごすぎてリノヒョンに秒でバレた
目、そらしちゃった。
ななはヒョンジナに声をかけてさらに機嫌が良さそう
まだななに話しかけられている途中にも関わらず
僕の隣に座る
視線を感じて、ななの方を見ると案の定こっちを見つめている
どうしていいか分からなくて
その場から離れたかった。
すれ違いざまに僕を呼んだけどメンバーのお陰で助かった。
少し離れたところからヒョンジナがこっちを見ている。
バチッと目があって慌ててそらした。
その後も何度か僕に話しかけてくれたけど
うまく返事ができなくて
目線も下を向いたままだった。
家に帰ると我慢していたものが溢れ出して
涙が止まらなかった。
離れたいのに
嫌われようとしてるのに
嫌われるのが怖いなんて
とんだ矛盾だ。
好きな人に嫌われる勇気なんて持ち合わせてなくて
それなのに協力するって言って
中途半端な自分が許せない
僕が今話す元気がないのをわかってて無理に聞いてこないハナ。
それにしても体がいつもより重たい
足に力が入りにくくてフラついてしまう。
知恵熱かな
精神的にも体力的にもキツくて
眠りたかったのに眠れなかった
ー👑sideー
先輩に避けられてる気がする。
研修最終日も
目を合わせたがらなかった。
荷物を持って練習室を出ようとした
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!