なーくんがにこにこしながら俺の元に駆け寄ってきた
茶会ってあの……上級天使が集まる?
なーくんは嬉しそうに両手をグーにして顎の下に持ってくる
…あぁ…好きだ
やっぱり…好きだ
諦めたくなんて、ない…本当は
でも…
俺みたいな下級天使は、大天使のなーくんを好きになってはいけないのだろう。
俺にとって、なーくんは高嶺の花なんだ
俺が呼びかけた時には既になーくんは純白の美しい羽を伸ばして体を空へうかべていた
…ふと、自分の羽を見る
俺の羽は、なーくんの羽よりも一回り小さくて汚れている
俺の羽は、なーくんの純白な翼とは比べ物にならないぐらい醜いものだ
茶会…怖いな














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!