第2話

二話 茶会。
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2022/05/30 07:54 更新
ななもり
ななもり
ジェルくん!!

なーくんがにこにこしながら俺の元に駆け寄ってきた
ジェル
ジェル
ど、どうしたん?
ななもり
ななもり
あのねあのね、
ななもり
ななもり
俺、神様にお願いして今度の茶会にジェルくんを連れて行ってもいいことになりましたー!!
ジェル
ジェル
えぇぇぇっ!?



茶会ってあの……上級天使が集まる?
ななもり
ななもり
…あ、嫌……かな?
ジェル
ジェル
そ、そんなことないで!!ちょっと怖いけど…なーくんがおるなら
ななもり
ななもり
ほんと!!

なーくんは嬉しそうに両手をグーにして顎の下に持ってくる
ななもり
ななもり
えへへっ楽しみだなー
ジェル
ジェル
……



…あぁ…好きだ






やっぱり…好きだ















諦めたくなんて、ない…本当は








でも…


俺みたいな下級天使は、大天使のなーくんを好きになってはいけないのだろう。







俺にとって、なーくんは高嶺の花なんだ
ななもり
ななもり
…ジェルくん?
ジェル
ジェル
へっ?
ななもり
ななもり
大丈夫?ぼーっとしてたよ?
ジェル
ジェル
あ、ご、ごめん!!何でもないで…
ななもり
ななもり
そ……う?
ななもり
ななもり
あ、茶会明日だから遅刻しないでよー
ジェル
ジェル
え?ちょ、明日!?


俺が呼びかけた時には既になーくんは純白の美しい羽を伸ばして体を空へうかべていた
ジェル
ジェル
..…



…ふと、自分の羽を見る




俺の羽は、なーくんの羽よりも一回り小さくて汚れている





俺の羽は、なーくんの純白な翼とは比べ物にならないぐらい醜いものだ
ジェル
ジェル





茶会…怖いな

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