第11話

❥❥ ほんの少しの勇気
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2025/06/08 05:28 更新
ぷりっつside
 

 俺はあれから、やっぱり勇気がでなくて


 DMを送れていない。
ぷりっつ
はぁ、
 出るのはため息ばかり。






 あなたの活動名さんが心配なんや。







 生活に支障がでるわけやない。

 動画上で、いつもの俺やないってわけやない。






 別に動画上で ”ぷりっつ” と言う

 キャラを崩すことはせん。


































































 でも、ほんとは心のどこかであなたの活動名さんを


 気にしてる自分がおる。















 不思議や。











 俺や、ないみたい。












































もやもやする。



























































  このもやもやをなくすには、



  ほんの少しの勇気が必要なんやないかな。






  って俺は気づいてる。














  でも、そのほんの少しの勇気が


  俺にはないんや。




  そんなとき、

  俺のスマホが鳴った。





液晶画面をタップし覗いてみると


【 あなたの活動名の隠し部屋が
  唐突に質問コーナーやる 
  を投稿しました 】

 


という通知が来ていた。
ぷりっつ
え、?!



俺は知っとる。



「あなたの活動名の隠し部屋」


ていうのはあなたの活動名さんの隠し垢





登録者もそれほど多くはないし、

更新も気まぐれで


知ってる人も少ないやろう。
ぷりっつ
え、ライブしとる!!


驚きが隠せず、思わず声が漏れた。




ライブ!!これは見るしかない








と言うまでもなく俺は手が先に動いた。



ライブはまだ始まったばかり、

画面を開くとあなたの活動名さんは挨拶をしてた。




(なまえ)
あなた
どうも~、こんばんわ
(なまえ)
あなた
あなたの活動名でーす

隠し部屋でのあなたの活動名さんは

なんかゆるくて素なんかな…っていつも思う。



それにしても、あなたの活動名さん活動休止中なのに

サブ垢…っていうか隠し垢では活動するんや



(なまえ)
あなた
質問コーナーやりまぁーす
(なまえ)
あなた
てことで質問はマシュマロで
あ、いいや!やっぱこの
ライブチャットでどぞ
ぷりっつ
へぇ、
俺も、質問してみようかな


うーん、するか


質問。





ほんまはこのライブのサムネを見た時から、

いや通知が来た時から、ずっと決めてた。





あなたの活動名さん、答えてくれますように。




そんな思いでチャットに、質問を書いて送った。








(なまえ)
あなた
さっそく答えていくねーん

(なまえ)
あなた
「あなたの活動名ちゃん活動休止中なのに
 隠し垢では活動するんですか?」

(なまえ)
あなた
質問ありがとー
隠し垢は素だからさ、
ちょっと本垢とは違うんだよね笑
(なまえ)
あなた
だからこっちでは
普通に活動します!

(なまえ)
あなた
はい次ー
(なまえ)
あなた
「好きなタイプは?」
(なまえ)
あなた
うん、定番すぎん?
いいけど、うん、タイプ、ねぇ
うーん、うんわからん…
(なまえ)
あなた
ノーコメで許して笑



(なまえ)
あなた
じゃあ次~、「兄弟はいますか?」
(なまえ)
あなた
はい、コメントありがとう!
兄弟ね、いないよ!



























































それからというものの、

あなたの活動名さんはたくさんの質問に答えていた。












そして俺の質問が読まれることはなかった。


(なまえ)
あなた
うーん、そろそろ
時間だしね、
次、最後にしようかな


(なまえ)
あなた
じゃあ、最後の質問は~

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