💛side
屋根裏とはいっても、人が泊まれるようには手入れがしてあって、なかなか快適な部屋だった。
俺はとにかく双眼鏡で窓の外を見る。
え、暇なんだけど。
いや、でもラウールのためだからな、頑張らねえと。
朝から出かけて、屋根裏にこもって今夕方。
ダイスケとショウタはどうしてるかな……。
どっちかが見つけてたりして。
裏山の方とかだったら色々楽そうだよなあ。
というかそもそもラウの部屋が中央にあったらどうすんだよ……。
とか色々考えながら、俺がぼーっとしていたとき。
俺が見てる側の塔の最上階の窓が開いた。
窓から顔を覗かせたのは……
メイドだった。
だが、それでは終わらなかった。
メイドがすっと後ろに下がった後、別の人間が窓から身を乗り出した。
これだけ遠くても、時間が経っていても、直感的にラウだと分かった。
整えられた艶のいい黒髪が見えた。
これがラウの部屋なんだろうか。まさか別の部屋なんてことはないよな……?
ラウに違いない美しい青年が、物思いに耽った様子で外を見ている。
さらにしばらく観察しても動かない……多分自分の部屋で間違い無いだろう。
俺は、泊まってないけど宿を出なければいけなくなった旨を宿側に適当に話した。
泊まる金額の半額を請求されたから、まあとりあえず払って宿を飛び出した。
その日の晩、全員で集まった。
全員が暗い顔をした。
さすがにどうやって忍び込んだらいいかわからない。
城を突っ切るというのは無理な話だろうし。
リョウヘイの気が狂った。全員そう思った。
全員うん……と頷いた。
そこからは色々考えてみた。
すげえ。
全員が首を横に振る。
ピシャリとレンが言う。
レンはタツヤ、リョウタ、リョウヘイを指差す。
レンは希望通り、塔に侵入する役割に就いた。
こんなスムーズに決まっていいんだろうか。
もちろんここから色々微調整はあれど、そう簡単に忍び込めるものなんだろうか、城って。
どうも、桜栞です!
すみません投稿遅くて……😭
夏休みの宿題が終わらないです……。
ところで、AMENITY楽しみすぎますね。やっぱり🖤はいませんでしたが……まあなんとなく覚悟はしていました。ジャケ写のトーストの写真、色反転したら💙💚🖤が出てくるのをインスタで知って目から鱗でした!
美術部なのに……気づかなかった……。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。