第3話

第二話
45
2024/07/20 15:30
昼休みに勇作から電話がかかってきて、珍しいなと思いながらでると… どうやら家の鍵を家に置いてきたらしい…
今日は勇作を迎えに行ってから夕食の材料調達か、
あなた
はァァ…
インカㇻマッ(占筮見美子)
おや、どうしました?
あなた
見美子…ちょっと弟が
鍵を家に置いてきたって、
インカㇻマッ(占筮見美子)
んまぁ!
インカㇻマッ(占筮見美子)
それは大変ですね!
あなた
いや、弟の方が先に家を出たから
鍵はちゃんと閉めてるんだけど、
あなた
今日の予定、明日に変更してもいい?
インカㇻマッ(占筮見美子)
えぇ、構いませんよ
あなた
ほんっとにごめん
インカㇻマッ(占筮見美子)
ふふっ、明日のクレープ楽しみですね
あなた
奢らせて頂きます、
インカㇻマッ(占筮見美子)
まぁ!嬉しい♡
あなた
勇作殿め、よくも姉の楽しみを…
インカㇻマッ(占筮見美子)
うふふふ、
放課後、少し早めに終わったので勇作のスマホに
“校門で待っているから速く来てください
お話がありますので”
と送っていると辺りが騒がしくなる
モブ
ねぇ、あれ、六頴館の生徒じゃん
モブ
なんでこんなところに?
モブ
ほっそ!羨ましい…
モブ
うっわ、まつ毛なっが、超絶美人……
モブ
彼氏待ちかな?
勇作
姉さまーー!!!
あなた
(*ˊᵕˋ*)
勇作
あっ…(察し)
あなた
勇作殿、メッセージは
ご覧になりましたか?
勇作
ハイ、
あなた
では、言わせていただきますね
あなた
何故鍵を置いていったのですか?
再三言いましたよね?
鍵忘れないで下さいねと
それなのになぜ忘れてしまったんです?
今日は友達と遊ぶ約束があると
申し上げましたよね?
もしかしてわざとですか?あ?
いつもは厳重注意で済ませていましたが
今回ばかりは許せませんよ
友達との予定は明日に
先延ばしにしてもらったんですからね?
分かりますか?
姉の楽しみを奪っておいて厳重注意だけで
済むと思わないでくださいね
勇作
ハイ、もう、本当に申し訳ございません、
あなた
1週間自分でお弁当作ってくださいね
それからリビングとお部屋の掃除です
あなた
い・い・で・す・ね?
勇作
……はい
???
ん?勇作か?どうしたん……だ、
勇作
あ、音之進くん、
うっそだろ?!鯉登音之進?!
うわぁ、最悪だ、記憶ない振りしとこ、
あなた
勇作殿のお友達ですか?
勇作
はい!鯉登音之進と言って
高校に上がる頃、鹿児島から
来たそうです!
あなた
初めまして鯉登くん、
勇作の姉の尾形あなたの百(夢主の名前)です
鯉登
き、キエエエエエッ!!(猿叫)
勇作
音之進くん?!
どうしたんだい?!
鯉登
きさ、きさ、貴様ぁ!
貴様もうまれ((
杉元
うるせぇ
ベッシィィッ
白石
あれ?あなたの百(夢主の名前)ちゃんじゃん!
どーしたのー?
あなた
勇作殿が鍵を忘れていったので
迎えに来たんです、
勇作
うぐっ、
白石
もー!おっちょこちょいだなー
勇作ちゃんは!
白石
でもあなたの百(夢主の名前)ちゃんに会えてうれしー!
あなた
は、ははぁ…
白石
あ、そうだ!L〇NE交換しよー!
あなた
…いいですよ
杉元
じゃ、じゃぁ、俺もいい?
あなた
もちろん
勇作
ついに姉様に友達が…
あなた
六頴館に3人いますが?
勇作
そうなんですか?!
あなた
ぶっ飛ばしますよ?
ゥウーーーー
“緊急警報 緊急警報”

ゲートが市街地に発生します
市民の皆様は直ちに避難してください

繰り返します

市民の皆様は直ちに避難してください”
あなた
…マジか
寄りにもよってこのタイミングか、
走って勇作達から距離を取る
少しでも被害を減らさなくては…
勇作
姉様?!
白石
あなたの百(夢主の名前)ちゃーん?!
避難はあっちだよ?!
あなた
はぁ、はぁ、
いつもより細く、動きも少し速い近界民ネイバーは口から光線をだし、周りの建物を破壊する
破壊された建物の瓦礫が右腕を直撃し、一気に熱を持つ
あなた
ッ、
あなた
っあ゙ぁ゙ぁぁぁッ、!!
腕の痛みに吐き気を覚え、
胃液がダラダラと口から出てくる
あなた
ゲボっ、はぁ、……
あなた
もっと、もっと、とおくへ…
あなた
…いかなければ、
立ち上がり、胃液を踏み、民家の塀沿いに逃げていくが周りが少し暗くなり気付いた時には息苦しく、暗いところに閉じ込められてしまった
嗚呼、瓦礫に押し潰されてしまったのか
顎が痛い……、
あなた
……おっ、母…
瞬間、脳裏に映し出されたのは…紛れもない、
尾形あなたの百(夢主の名前)の母親、尾形トメが血を吐いて倒れている姿だった
あなた
そっちに…、
気が遠くなり始めたその時、少し息苦しく無くなり、
勇作殿の声が聞こえたのは気の所為だと自分に言い聞かせて、私は目を瞑った

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