風邪には薬💊
空腹にはご飯🍴✨
それと同じように
僕には君が必要なんだ。
そんな感じで辞書にも載ってればいいのに。
君には僕って定義されてたらいいのに……
こんなことを思っているのに、
第一、僕は君のことを名前で呼べていない。
心の中では言えているけど、
君の綺麗な綺麗なあなたって名前は呼べていない。
僕はまだ何も出来ていないじゃないか。
何、昨日は突っ走っていきなり言おうとしたとか……
自分の馬鹿さに呆れる。
うーん今日はどうしようか。
昨日みたいな失敗はしたくない。
昨日の夜あんなことを決めたがそれどころじゃない。
どうしよォォォ😕
僕の方に君が、いやあなたが!?
タッタッタッ🏃
えっ、遊びに行くんだよね……
ひゃっほーい!!
嬉しい✨嬉しすぎる🙌💕
あなたって呼ぶチャンスだ!!
え、でも
いつ言うのがいいんだ?
ネットで調べるべき??
場所は、服は?、????????
あー!勉強しとけばよかった😭
でももう頑張るしかない。
僕達はお互いを選び合って今日、その場所に向かうんだ。
僕はあなたに、ナノ単位で夢中になってるんだ。
僕は君を見れば息を呑む思いなんだ。
うん。伝えなきゃ
キーンコーンカーンコーン🔔
緊張するなー
着いたのは綺麗な海だった。
ちょうど今は夕焼けと海が混ざりあってて、
芸術作品となっていた。
僕はその景色に吸い込まれそうになった。
でも隣を見るとその景色に見とれている、
綺麗な綺麗なあなたがいた。
その綺麗なあなたの瞳を見ても
吸い込まれそうになった。
そしてぼくは決めた。昨日の夜明け前に
決めたことを僕は君に伝えるよ。
綺麗な言葉を集めて君に伝えたいんだ。
君を前にすると言葉が出ない。
落ち着け、落ち着け。
君の心の中にもうすぐ着けるように
落ち着け。落ち着け。
たくさん練習したその綺麗な言葉。
伝えられなくて、花びらを数えてる時もあった。
でも今日言わなくちゃ、1人で決めたんだから。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
あなたの手を握る。
((ギュッ
あなたの耳元で
>>>>END💖💭
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。