バタムと閉まった扉を見、安堵のため息を漏らした。
やっと終わったぁ…
今日は説教が30分以上続きました。
早く終わらないかなとか思いながら時計見つめてたらバレました。怒られました。
正直怠かったです。
素直でよろしい。はい、お疲れ様。
さぁさ早く帰りましょー…
と、歩き始めようとした時__
背中を這うようなぞくりとする声。
首に回ってきたその手は、抱きしめるように回って…
あ。つい。
めっちゃ良い匂いしたもんだから。うっかり。
相手が驚いた隙にくるりと振り返ると、愕然とするケモ耳の少年。
気まずそうに視線を逸らし、頭をかく彼に、私はあっ、と声を漏らす。
いやまじのちょっとなんだって。
私の方が高いんじゃない???あれ??
ドヤ顔で言うもんだから、思わずそう言うと、余計勝ち誇った顔になる。
うぜぇ(初対面)











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!