この高校に入ってから2週間が経った頃
まだ話せてなかった瑠姫くんとか碧海とかと話して仲良くなれて
翔也とも仲良くなれて初めてこんなに学校が楽しいと思えた
ちなみにクラスに奨くん達と私しかいないのは
底辺クラスだからだそうだ
私頭いいのに
と思ったけどよくよく思えば底辺クラスに入ってなきゃ
皆と会えてなかった
それだけは感謝かな
薄々思ってたけど
この人たちほんとに怪我が多い
風の噂で聞いたところだとここら辺では有名なヤンキーだそうだ
朝学校行ったらめっちゃ傷だらけとか
私が手当した時なんで怪我したか聞いたら
階段から落ちたとか言ってたし
なんで隠そうとするんだろうなぁとか
呑気なこと考えながら帰路を歩いてた時
近くの廃工場から怒鳴り声が聞こえた
もしかしてと思いちらっと中を覗いてみると
感は当たっていたようで見慣れた顔がちょこちょこあった
厄介な人に見つかってしまった
オキニと言う言葉が気になるけど早く逃げ出さないと……
なんて思っているうちに腕を捕まれ中に引きずり込まれる
さすがに男の力に勝つことが出来ずズルズルと引っ張られる
そういうとバッとみんながこっちを見る
みんなの顔がだんだんと青ざめていく
私に喧嘩していることがバレたからだろうか
いや、それもあるが
私の首元にナイフがあるからっていうのもあるかもしれない
ゆっくりと首元に刃物が沈んでいく
今までのいじめの痛みよりマシだけど
初めて血が抜けていく感覚に陥っている
みんながこちらに向かって走ってくる
それより前に目の前に黒い影が通った
そのおかげで私の首からナイフは離れた
影の正体を見るとすごく綺麗な顔立ちをした男の子が立っていた
一瞬誰だか分からなかったがじっくり見ると
眼鏡を外した翔也だということに気づいた
やはり私が思った通りですごく綺麗な顔立ちの翔也
でもどこかあどけなさもあって可愛いお顔だ
そう言って優しく頭を撫でてくれる奨くん
撫で終わった瞬間みんなの目付きが変わり
漫画のように首をボキッボキッと鳴らす
目に光なんかなくて視線だけで人を殺められそう
いつもの翔也じゃないくらい怖い顔をして走っていく
そして5分もしない内にみんながこっちに走ってきた











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。