私たちはしばらく星を眺めていた。
いくつもある星を、ただずっと見ていた。
ペラペラと息ぴったりで話す2人の顔をずっと眺めていたいと思った。
私が2人を黙ったまま見続けていると、2人も話すのを止めて私を見て不思議そうな顔をした。
そんな2人を愛おしいと思った。
思ってしまった。
それは紛れもない事実だった。
そんないつもの冗談を言うフレッドとジョージにいつも安心してしまう。
こんな綺麗な夜空でロマンチックな雰囲気だからだろうか、普段では言わないようなことを言ってしまった。
2人に昔と変わらない返事をされたことに嬉しくなり、最後にフレッドとジョージが小さく呟いた言葉は私の耳には届かないのだった。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!