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第4話

きよこた/嫉妬(後編)
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2020/11/16 09:05 更新
「…だ、だって、きよちゃん、ヘタレなんだもん!僕が部屋でベッド使ってても、お風呂一緒に入っても、なにも気にしてないし…!」

「そ、れは、まだ早いかなって思って、遠慮して…。」

「きよちゃんのヘタレ!意気地なし!!」

「っ、でもそれは市川くんと仲良いこととは関係ないやん!」

「い、ちかわくんは、その、協力してくれてて、」

「は?協力って、なんの。」

「だ、だから!きよちゃんがいつまで経ってもなにもしてこないから!嫉妬したら、少しは積極的に、なってくれる、かな、って、思って……。」



だんだん声が尻すぼみになっていく。

もしかしたら、相談するのにも、抵抗があったのかもしれない。

現に顔は真っ赤だし、少し涙ぐんでいる。

ここまでさせたのは誰だ?

………俺か。





「……こた。」

「っや、こっちみないでください。」

「…こた、ごめん。」

「え…?」

「そんなに不安にさせてるとは思ってへんかった。俺の中でも、なんか遠慮とかしててん。」

「や、その、こっちこそ、ごめんなさい…。」

「謝らんでええやん。俺が悪いし。でもまあ、そんなに悩むんやったら、もうしてもええってことやんな?」

「……え?」

「だって、俺がヘタレなせいで相談までさせたんやし。こたはもうしても平気ってことやろ?」

「え、っと、あの、その、で、きれば、キス、くらいはできたら、いいかな…って……。」

「…ふうん?キスだけでいいん?」

「う…その先、も、ちょっとだけ、その、し、たい…です……。」

「…不安にさせてごめん。これからはいっぱいしような。」

「…うん!」












……




「あ、市川くん、ありがとうございました!」

「気にすんな。…その様子だと、うまく行った?」

「はい!」

「……そっか、よかったな。またなんかあったら、今度は本人に言えよ?」

「う…。がんばりマス……。」

「おーい、こたー?置いてくでー?」

「あ、待って!!」




















「……あいつらが幸せなら、まあ…いっか。もう喧嘩すんなよ。」













2人がいなくなった玄関に、独り言が溶けた。

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