第6話

死んだ人
278
2025/10/05 01:13 更新



――まぶしい。




瞼を開けると、そこは見慣れない場所だった。



白い光に包まれた広い空間。








舞台のようでもあり、どこか現実から切り離されたような、不思議な世界。




オレはゆっくりと身を起こした。




胸の痛みも、何もない。



けれど、確かに――自分は一度、終わったはずだった。




















天馬司
天馬司
……ここは?
天馬司
天馬司
どこだ?


声が、やけに澄んで響く。




ふと、風が吹いた。



空から舞い降りるように、色とりどりの紙吹雪が散る。





まるで、誰かがショーの始まりを告げているかのように。
天馬司
天馬司
……ショー?



オレはゆっくりと立ち上がる。



足元には真っ白なステージが広がっていた。



その中心に立つと、不思議な安心感が胸に満ちる。







――“また会える”


どこからか、そんな声が聞こえた気がした。


振り返っても誰もいない。



けれど確かに、その言葉は心に残った。
天馬司
天馬司
そ、うか…
天馬司
天馬司
ここは、








天馬司
天馬司
セカイなのか、




司の表情に、わずかに笑みが浮かぶ。



――ならば、この場所でまた、新しいショーを始めればいい。




その瞬間、舞台の照明がふっと灯り、司の背を照らした。




新しい幕が、静かに上がろうとしていた。

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