ゆうたside
うわ、もうこんな時間。編集長引いちゃったな。
玄関に入ると、早めに編集を終わらせて帰ってきていたやまとの靴があった。
脱衣場のドアを開くと、風呂場からシャワーの音が聞こえる。
あっ、もう入ってるんだ。
そう言ってみたけど、シャワーの音で聞こえてなさそう。
ドア越しにぼやけたやまとの姿が見える。
会いたい。触れたい。
あと少しで上がるだろうか。もう少しだけ待てば。
リビングに戻り、ソファに座る。が、そわそわして全くリラックスできない。
ただただ、シャワーの音が止むのを待ち続ける。
けど、いつの間にか耐えきれなくなって、立ち上がる。
風呂場の前まで来て、ドアに手をかけてはやめることを繰り返していると、突然ドアが開いた。
やまとが俺の頭に手を回そうとして止まる。
下ろしかけた手を引き止めて、自分の頭の上に乗せる。
するとやまとが、そばにあったタオルを取って俺の首にかけて引いた。
その勢いで唇が触れる。
あ…舌、入って_
やまとの、まだ水滴が残っている肌に触れる。
あったかい…
俺の身体はただでさえ熱くなっているのに、湯気で更に体温が上がる。
やまとの胸に手を当てると、心臓がドクドク波打っている。
髪をくしゃっとされたり、耳を触られたり、頬を撫でられたり、唇をつままれたり。
自分から来たくせに、恥ずかしすぎて目見れない。
じゃあ、俺がシャワーを浴びたその後は__
やまと、なんか余裕なさそう…。
そういうこと?
伸ばしてきた手を取って立たせる。
立ち上がると、やまととの身長差がよく分かる。
そこで、やまとの指を口に入れられて、「濡らして」と言われたところでそれがどういう意味なのかわかった。
それと同時に、何も考えずに聞いた自分がどうしようもなく恥ずかしくなる。
ツプッ
クプッ、グチュ
だめ、こんなの、立てなくなる…。
やまとside
パンッパンッパンッパンッ×???
ゆうたは枕に顔を埋めて、ちらりとも顔を見せてくれない。
そんな枕で視界真っ暗にしてないで、俺のこともっと見て感じてよ。
俺が、ゆうたの身体を起こすと枕がベッドに落ちた。
真っ赤で、涙を目にためたゆうたの顔がよく見える。
やっと目が合った。
奥へと入っていくところを見たゆうたの身体は、いつもの態度とは裏腹に素直になってくる。
ズプンッパチュンッパチュッパチュッ×???
風呂場であんなばか正直に反応されたらわかっちゃうでしょ。
ズッグポッグポッズチュ×??
ごりゅっ...
グプッグプッグプッ
パンッパンッパンッパンッ
やっぱりたまんないな...ゆうたは。
開いて塞がらないその口に深くキスをする。
涙と汗が交じって、しょっぱいはずなのに甘かった。
こんにちは!あきです。
ただただ可愛いゆうたくんでしたね。
このやまとくんの余裕ありそうでない感じ、みんなも大好物ですよね!?
感想おまちしてます♪♪














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。