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梵天枠
ソファーに座ってテレビを見ていてふと隣にいる蘭を見る。じーっとテレビを見ていてこちらが見ているのに気付いていない。今キスしたらどんな反応するんだろう。そんな気持ちが湧いて蘭、と呼ぶ。
「何?はるち、、、ッ!?」
ちゅ、と触れるだけのキスをした後に蘭の口を割って舌を入れ、逃げる頭と腰を押さえつける。
「はッ、、ん、ちょ、、、はぁっ」
キスをやめると銀の糸をひいていてすぐにプツと切れた。
顔を赤く染め下を向き、えとかあとか言って混乱している。そんな顔を下から覗き込み可愛いと呟くとより顔が赤く染まる。
「ベッド行こうぜ」
テレビを消し蘭の手を掴んで寝室のドアを開いた。
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梵天枠
時々不安になる。目の前で今楽しそうに話しているピンク髪のコイツがどこか遠く、俺の知らない所へ行ってしまうんじゃないかって。
「、、、蘭?、おーい?」
「ッ!、あーごめんちょっとボーっとしてた」
「大丈夫か?仕事頑張ってたもんな」
「大丈夫だよ」
「ならいいんだけど。あ、もうこんな時間か」
そう言うので時計を見たら23時を回っていた。今日は休みだったので、俺の家で一緒にテレビ見たりゲームしたりしていたが、明日からはまた普通に仕事がある。大体こういう時は22時位にはお互い帰るようにしている。
「えっ、ほんとだ。早いね」
「そろそろ帰るわ」
「うん。分かった」
見送ろうと俺も席を立つ。
明日の仕事のことをちょっと話しながら玄関まで行く。
「それじゃあ、見送りありがと。」
春千夜がドアノブに手を掛ける。
「ぁ…」
思わずアイツの腕に手を伸ばしかけ、やめた。行き場をなくした手は空中に浮いたままだ。
「また明日」
「、、うん。また明日」
手を肩の位置まで持っていき小さく振った。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。