第2話

はる蘭 小話まとめ2
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2023/11/26 15:00
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梵天枠
ソファーに座ってテレビを見ていてふと隣にいる蘭を見る。じーっとテレビを見ていてこちらが見ているのに気付いていない。今キスしたらどんな反応するんだろう。そんな気持ちが湧いて蘭、と呼ぶ。 

「何?はるち、、、ッ!?」

ちゅ、と触れるだけのキスをした後に蘭の口を割って舌を入れ、逃げる頭と腰を押さえつける。

「はッ、、ん、ちょ、、、はぁっ」

キスをやめると銀の糸をひいていてすぐにプツと切れた。
顔を赤く染め下を向き、えとかあとか言って混乱している。そんな顔を下から覗き込み可愛いと呟くとより顔が赤く染まる。

「ベッド行こうぜ」

テレビを消し蘭の手を掴んで寝室のドアを開いた。
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梵天枠



時々不安になる。目の前で今楽しそうに話しているピンク髪のコイツがどこか遠く、俺の知らない所へ行ってしまうんじゃないかって。

「、、、蘭?、おーい?」

「ッ!、あーごめんちょっとボーっとしてた」

「大丈夫か?仕事頑張ってたもんな」

「大丈夫だよ」

「ならいいんだけど。あ、もうこんな時間か」

そう言うので時計を見たら23時を回っていた。今日は休みだったので、俺の家で一緒にテレビ見たりゲームしたりしていたが、明日からはまた普通に仕事がある。大体こういう時は22時位にはお互い帰るようにしている。

「えっ、ほんとだ。早いね」

「そろそろ帰るわ」

「うん。分かった」

見送ろうと俺も席を立つ。
明日の仕事のことをちょっと話しながら玄関まで行く。

「それじゃあ、見送りありがと。」

春千夜がドアノブに手を掛ける。

「ぁ…」

思わずアイツの腕に手を伸ばしかけ、やめた。行き場をなくした手は空中に浮いたままだ。

「また明日」

「、、うん。また明日」

手を肩の位置まで持っていき小さく振った。
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