呆然として居ると組長に話しかけられた
と傷つくーとか言ってるおじさんは新星亜紀人さん
この新星組の組長らしい
絶賛婚活中でもある
何故こんな事まで知っているかと言うと
新星さんこちら側が無言でも、ペラペラと自己紹介し始めちゃう人だからです
心配すんなと、バシバシと私の肩を軽く叩きながら新星さんは言った
新星さんは赤髪の人と青髪の人を指差す
一瞬、自分と似た境遇の人がいるなら…とあんしんしたが赤髪の人と目があってしまい、その気持ちを押し込んだ
明らかに堅気じゃないわ…実際堅気じゃないけど
さっき天海さんと喧嘩してた人だ
きらきらが飛んで来そうなくらい嬉しそうだった
初対面なのに、ギュと抱きついてくる彼女に混乱したが
いい人なんだとすぐに分かった
少しだけここに居ていいような気がした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。