最後にそう言い家から出ていった
ひゅうがが出ていってからもう、24時間くらいはたったかな…
俺は、まだ一歩も動けていない、電気さえつける気力もない
たばこ苦手って伝えたら、ひゅうがは、必ずベランダ吸っていた
ベランダに目をやっても、もうそこにひゅうがはいない、少し揺れたカーテンに涙がこぼれた…
ひゅうがは優しいから、何も言ってこない
嫌なことは嫌って言ってよ、そしたら俺直したのに
また、ゲームだ
俺の方を見向きもしない、何も考えてないような返事をするひゅうがにイラついた
まだだ、最近飲み会ばっかり、なんで?
俺とは飲んでくれないのに
そ言って俺のことを抱きしてる
喧嘩は俺が一方的に吐き出す、ひゅうがは何も言ってこない、だだ、謝るだけ
謝って欲しいわけじゃない、俺はただ、俺のことを見ててほしいだけ
今思えば、この喧嘩が悪かったのかな…
ちょっとしたことで、俺が怒って、ひゅうがにとっては、これが重かった?
眠くなると体温が上がること知ってるよって楽しげに笑うひゅうが、ちょっと恥ずかしくなる俺
ひゅうがのキスはいつも長い、俺が長い方が好きって言ったからなんだけど、ずっと覚えててくれる
一番最初に浮かんできたのは、ひゅうがの好きなたばこの名前
もっとちゃんとひゅうがを見てたら、ひゅうがまだここにいたかかもしれない…
今気づいてなんの意味になるんだよ
机の上にあったたばこ、ひゅうがが置いて行ったたばこだ、俺の嫌いなたばこなのに…気づいたら火をつけていた
匂いにつられ、一口吸ってしまった
やっぱり…むせてしまう、、だから嫌いなのに
ひゅうがの匂いにまた、涙がこぼれた














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!