…どうしよう
どうしようどうしようどうしよう…!
まさか北斗に告白されるなんて…
冗談のつもりで北斗俺のこと好きなんじゃ…とか言ってたものの本当に告白されるとはさすがに思わないじゃん!
えー…まじか…
実際されたらこんなテンパるものなんだな…
…あーもうどうしたらいいんだ
まぁたしかに今北斗の過去の行動を振り返ってみれば納得するっちゃ納得するけど
本当にそういう話だとは思わないじゃん…
コンコン
ガチャ
…
俺が何思ってたかか…
昔、元は全然仲良かったはずなのに気づいたら距離ができてて、
それをそのまま何年も引っ張って
気付けば事務所公認不仲になってた
正直寂しいと思ってはいた
でもどうしたらいいかもよくわかんなくて
ただ時が過ぎるのを待ってた
それから周りの人の協力もあってだんだんまた北斗と喋れるようになって
心の奥でやっぱ北斗と話すの楽しいんだよなーなんて距離が縮まってる事に喜んでたのは割とよく覚えてる
なんなら今でも日々それを感じてる
最近北斗の方からさらに距離を縮めてきてて困惑はしたけどもちろんそれは嬉しかったし、北斗が俺を素直に褒めてくれることも内心めちゃくちゃ喜んでた
…それで、
告白された時
1番にきたのは驚きだった
そんな風に思ってるなんてもちろん知らなかったし、いつから?なんで俺?とか疑問はいっぱい浮かんだ
…でも、
単純に
嬉しかった
好きと言われて
なんだか北斗にとっての俺が認められた気がして
やっと好きになってくれたんだなって思った
ただ、
俺はそこに恋愛感情が伴うのかはよくわかんない
俺から見て北斗は、
まあいいやつだし、
頼もしくて
おもしろくて
顔がきれいで
歌がうまい
頭がよくて
声もきれい
演技がうまくて
スタイルがよくて
かっこいいなと思う
あと、
球技が下手で、
話が長くて人見知りで心配性で
そういうところはまあかわいいななんて思ったりもする
…
…北斗は、
俺のことどう見えてるんだろう
数日後
あれから俺はずっと返事を決めかねている
もちろん北斗と話す機会もあったけど、もう少しだけ待ってほしいと伝えた
あの告白以来、俺はひたすら北斗について考えていた
それはもう考えすぎなほどに
仕事でも同じ現場にいれば目で追っているし
家に帰ってきて1人になっても、ふと頭に浮かぶのは北斗だった
そして今日も
誰もいないリビングで北斗について考えていた
北斗は俺のどんなところを知って好きになってくれたんだろう
どうして俺なんだろう
考えてみれば、樹だって北斗と仲が良いしすごく気が合うように見える
慎太郎だって北斗にはめちゃくちゃ心許してて一緒にいると楽しそう
他にも女性にだってきっと素敵な人はたくさんいるのに、
なんで俺なんだろう
…
…でも逆にもし俺じゃなかったら、
北斗が樹を好きだと言ったら、
慎太郎やほかの誰かと付き合うことになったと報告されたら、
あー…
…そっか
…
…
……To be continued













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。