第49話

Day41”過去編”
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2026/01/16 16:58 更新








きょも













…どうしよう




どうしようどうしようどうしよう…!




まさか北斗に告白されるなんて…




冗談のつもりで北斗俺のこと好きなんじゃ…とか言ってたものの本当に告白されるとはさすがに思わないじゃん!






えー…まじか…


実際されたらこんなテンパるものなんだな…



…あーもうどうしたらいいんだ






まぁたしかに今北斗の過去の行動を振り返ってみれば納得するっちゃ納得するけど







本当にそういう話だとは思わないじゃん…





きょも
あー…どうしよ






コンコン


きょも
わっ
こーちぃ
大我ー
こーちぃ
借りてたやつ返しに来たー
きょも
あー…なんだこーちか
きょも
いいよ入ってー




ガチャ




こーちぃ
勝手にここ置かせてもらうわ
きょも
うん
こーちぃ
こーちぃ
なにしてんの
きょも
え?
こーちぃ
いや、だからそんなベッドの隅に丸まってなにしてんの?
きょも
…あー、考え事?
こーちぃ
考え事…?
こーちぃ
あー
こーちぃ
へー
きょも
こーちぃ
きょも
…え、まだ何か用?
こーちぃ
え?
きょも
いつまでいんだよ
こーちぃ
あ、ごめん笑
こーちぃ
気になっちゃって
きょも
なにが?
こーちぃ
なにを考えてんのか
こーちぃ
俺が話し相手になってやろうか?笑
きょも
いいよ別に笑
こーちぃ
えーそう?
こーちぃ
話したら楽になるかもよ?
きょも
えー…
きょも
うーん
こーちぃ
ほら話してみって
きょも
きょも
いや、なんかさぁ、
こーちぃ
うん
きょも
…いややっぱいいわ
こーちぃ
なんだよ
きょも
お前に言ってもなぁ
こーちぃ
おいどういう意味だよ
きょも
だって内容が内容だから
こーちぃ
ふーん?
きょも
あ、でもお前あれか
こーちぃ
どれだよ
きょも
ねえやっぱ話していい?
こーちぃ
急だな
こーちぃ
まあいいけど
きょも
あのさ、
こーちぃ
うん
きょも
…北斗のこと、どう思う?
こーちぃ
…ん?
きょも
だから、北斗のことどう思う?
こーちぃ
え…?あー…
こーちぃ
そうくるか…
こーちぃ
うーん、まあ、
こーちぃ
いいやつ…とか?
こーちぃ
あとかわいいやつだなとか思うけど
きょも
…うーん、
きょも
そうだよなぁ…
こーちぃ
なに
こーちぃ
じゃあお前はどう思ってんの
きょも
俺?
きょも
うーん
きょも
まあ俺もそりゃいいやつだなとかかわいいとこあるとかはもちろん思ったことあるけど
きょも
あとまあ仕事熱心だったりメンバー大好きだったりとか?
きょも
みたいな印象はあるよね
こーちぃ
まあそれはそう
きょも
…あ、いや北斗の印象がどうとかじゃなくて
きょも
俺が北斗をどう思うか…
きょも
 別に北斗のことはもちろん好きだけどそれはまた別の話な気がするし結局どう思ってんのかなんて…
こーちぃ
こーちぃ
…お前さぁ
こーちぃ
なんか考えすぎてんじゃない?
きょも
え?
こーちぃ
北斗みたいになってたけど
きょも
北斗みたい…?
こーちぃ
お前なんか頭ごちゃごちゃしてるだろ今
きょも
え、いや、
きょも
きょも
うん
きょも
まあ、そうかも
こーちぃ
なんか最初からゆっくり思い返してみたらいいじゃん
こーちぃ
全部一気に考えるからこんがらがるんじゃね?
きょも
きょも
どゆこと?
こーちぃ
自分がその時何思ってたのかとか、考えてみたら少しはまとまるんじゃない?ってこと
きょも
…あー
こーちぃ
それにさ、もし思い返してもまとまらなかったらそれもそのまま言えばいいじゃん
こーちぃ
今はまだこんがらがってて、とか
こーちぃ
どうしたらいいか分かんなくて、とかさ
こーちぃ
あいつはそういう答えでも真剣に聞いてくれるだろ
きょも
…なるほど
きょも
きょも
…?
きょも
え、まってこーちお前さ
こーちぃ
ん?
きょも
俺と北斗の間でなにがあったか俺言ったっk
こーちぃ
じゃ!俺用事終わったから帰るわー
こーちぃ
おやすみー
きょも
あ、おい!
きょも
…もーなんだよあいつ
きょも
北斗になんか言われたのかな
きょも
まあいいけど












俺が何思ってたかか…






昔、元は全然仲良かったはずなのに気づいたら距離ができてて、




それをそのまま何年も引っ張って




気付けば事務所公認不仲になってた







正直寂しいと思ってはいた




でもどうしたらいいかもよくわかんなくて




ただ時が過ぎるのを待ってた







それから周りの人の協力もあってだんだんまた北斗と喋れるようになって



心の奥でやっぱ北斗と話すの楽しいんだよなーなんて距離が縮まってる事に喜んでたのは割とよく覚えてる





なんなら今でも日々それを感じてる




最近北斗の方からさらに距離を縮めてきてて困惑はしたけどもちろんそれは嬉しかったし、北斗が俺を素直に褒めてくれることも内心めちゃくちゃ喜んでた








…それで、







告白された時








1番にきたのは驚きだった





そんな風に思ってるなんてもちろん知らなかったし、いつから?なんで俺?とか疑問はいっぱい浮かんだ








…でも、




単純に

嬉しかった





好きと言われて



なんだか北斗にとっての俺が認められた気がして



やっと好きになってくれたんだなって思った






ただ、



俺はそこに恋愛感情が伴うのかはよくわかんない








俺から見て北斗は、


まあいいやつだし、

頼もしくて

おもしろくて

顔がきれいで

歌がうまい


頭がよくて

声もきれい


演技がうまくて

スタイルがよくて

かっこいいなと思う






あと、


球技が下手で、

話が長くて人見知りで心配性で




そういうところはまあかわいいななんて思ったりもする
















…北斗は、



俺のことどう見えてるんだろう






















数日後




あれから俺はずっと返事を決めかねている



もちろん北斗と話す機会もあったけど、もう少しだけ待ってほしいと伝えた





あの告白以来、俺はひたすら北斗について考えていた



それはもう考えすぎなほどに





仕事でも同じ現場にいれば目で追っているし



家に帰ってきて1人になっても、ふと頭に浮かぶのは北斗だった






そして今日も


誰もいないリビングで北斗について考えていた





北斗は俺のどんなところを知って好きになってくれたんだろう




どうして俺なんだろう



考えてみれば、樹だって北斗と仲が良いしすごく気が合うように見える



慎太郎だって北斗にはめちゃくちゃ心許してて一緒にいると楽しそう



他にも女性にだってきっと素敵な人はたくさんいるのに、






なんで俺なんだろう

















…でも逆にもし俺じゃなかったら、



北斗が樹を好きだと言ったら、




慎太郎やほかの誰かと付き合うことになったと報告されたら、








きょも












あー…














…そっか


































……To be continued



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