翌日
私は、あの日以来
作間くんの言葉がずっと気になっていた
そういいながらも自分の記憶を振り返るが思い出せずにいた
作間くんは今日はお仕事の都合もあり
夜遅くなるとの事だった
すると、インターホンが鳴った
私はそのインターホンに反応し
玄関開けた
『こんにちは荷物をお届けにまいりました。』
そういうと1つのダンボールを受け取る
私宛のダンボールだった
送り先は不明
そう言って中身を開けるとそこにはアルバムが入っていた
そのアルバムは私が幼い頃~今までの写真が収納されたアルバムだった
そう言ってアルバムを開く私
ページをめくる度思い出す記憶
そして
私は1枚の写真に手が止まる
そこには
浴衣姿の小さな男の子と女の子
二人は楽しそうに笑っていた
私はその写真をじっと見つめた
胸が少しざわつく
男の子の笑顔
どこか懐かしい
でも
思わず声に出る
写真を裏返してみる
そこには『夏祭り』
その一言だけ
私は眉をひそめる
鬼ごっこ
公園
一緒に笑ったこと
でも
記憶はある
でも、顔と名前がどうしても結びつかない
まるで霧がかかったかのように、その部分だけ曖昧だった
一方、仕事先では、作間くんが休憩中に、ふとスマホを見た
誰にも聞こえないくらい小さな声
そうアルバムを送った相手は、作間くんだった
昔、私との思い出を全て写真に収め、アルバムに挟んでいた
そう、静かに決意しながら
再び仕事へ戻っていく作間くんであった
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。