涼太side
さっきに比べればかなり熱が下がったあなたの下の名前
40度のあなたの下の名前に触れているからか、38度ある体でも少し安心してしまう
目が覚めればいいと思う反面、目が覚めてしまえばあなたの下の名前はまた無理をするだろう
なにより、あなたの下の名前に合わせる顔がない
あなたの下の名前の熱がまたぶり返してきた
すでに39度を超えている
本当なら起こして解熱剤を飲ませてあげたいところではあるが、こんな高熱で寝れていることが奇跡に過ぎない
無理に起こして眠れなくなったら可哀想だ
それに、今起きればかなりしんどいと思う
氷枕を持ってあなたの下の名前の部屋に戻る
起きてた、
いつもの自己犠牲癖だと思った
でも違ったらしい
自分が熱があるということを自覚していないとでもいうような発言をした
そこから急激に熱が上がりだしたのか…
「ゆめか分からなくなって」については、もう少し意識がはっきりしてから聞こう
少し気になる
40度もある中必死に動いていたんだ
記憶がとんでいるのも無理はない
普段見ないあなたの下の名前の素直に甘える姿に少し驚くのと同時に、どこか昔に似た懐かしさを感じた











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!