第69話

69.
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2025/11/30 09:09 更新
涼太side





さっきに比べればかなり熱が下がったあなたの下の名前
40度のあなたの下の名前に触れているからか、38度ある体でも少し安心してしまう
目が覚めればいいと思う反面、目が覚めてしまえばあなたの下の名前はまた無理をするだろう

なにより、あなたの下の名前に合わせる顔がない
照(次男)
入るぞ、
涼太(五男)
照…
照(次男)
あなたの下の名前……しんどそう、?
涼太(五男)
今はだいぶ落ち着いたんじゃないかな
照(次男)
そっか、
照(次男)
…俺、前と同じことしちゃった
涼太(五男)
習慣って怖いね、
照(次男)
うん…
涼太(五男)
……あなたの下の名前が起きたら、最初になんて声をかけるべきだと思う?
照(次男)
え、?
涼太(五男)
俺たちが「大丈夫?」って聞けば、あなたの下の名前は絶対「大丈夫」って言う
涼太(五男)
謝れば、自分のせいだって絶対言う
涼太(五男)
なんて言ったらあなたの下の名前は救われると思う?
照(次男)
救われ……る、か…
照(次男)
……
照(次男)
亮平のために動いてくれてありがとう
照(次男)
とか、?
照(次男)
あなたの下の名前は人のために役立つことが自分の役割だと思ってるから、まずは頑張りを肯定してあげることが大切なんじゃないかな
涼太(五男)
そっか、そうだよね…






涼太(五男)
翔太は?
照(次男)
亮平のとこ
あなたの下の名前の熱がまたぶり返してきた
すでに39度を超えている

本当なら起こして解熱剤を飲ませてあげたいところではあるが、こんな高熱で寝れていることが奇跡に過ぎない

無理に起こして眠れなくなったら可哀想だ
それに、今起きればかなりしんどいと思う







氷枕を持ってあなたの下の名前の部屋に戻る
涼太(五男)
あ……
あなた
ぁ、



















起きてた、














涼太(五男)
おはようあなたの下の名前
涼太(五男)
寝たままでいいよ、氷枕変えるね
あなた
こぉり…まくら、?
涼太(五男)
うん
あなた
りょうへ、ねつ、あがったの、?
涼太(五男)
違うよ、あなたの下の名前だよ
あなた
わたし、??
涼太(五男)
そうだよ…?
いつもの自己犠牲癖だと思った
でも違ったらしい
あなた
わたし、いま…ねつある、?
自分が熱があるということを自覚していないとでもいうような発言をした
涼太(五男)
気づいてなかったの?
あなた
ねつ…ねつ…
あなた
あんま、おぼえてなぃ…
涼太(五男)
いつまで覚えてる?
あなた
あさおきて、ゆめか…わかんなくて、
あなた
おにいちゃ、おこして、
あなた
……おこして、
涼太(五男)
そっかそっか、ありがとう
そこから急激に熱が上がりだしたのか…

「ゆめか分からなくなって」については、もう少し意識がはっきりしてから聞こう
少し気になる

40度もある中必死に動いていたんだ
記憶がとんでいるのも無理はない
涼太(五男)
亮平のためにに頑張って動いてくれてたんだね
涼太(五男)
ありがとね、あなたの下の名前
あなた
…がんばった、?
涼太(五男)
うん、頑張った
あなた
えへへっ、
普段見ないあなたの下の名前の素直に甘える姿に少し驚くのと同時に、どこか昔に似た懐かしさを感じた

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