第64話

64.
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2025/05/12 14:23 更新
照(次男)
あなたの下の名前は何か欲しいものとかないの?
辰哉(長男)
お兄ちゃんたちが買ってあげようじゃないか
あなた
んーと……あ、
あなた
…ぃや、ううんっ、なんでもない
辰哉(長男)
なんでもないことはないでしょ!
照(次男)
ほら、言ってみな?
あなた
いや…ほんとに、大丈夫だよ、笑
辰哉(長男)
あなたの下の名前のために買い物に来たようなもんだからさ、むしろ言ってくれた方が嬉しいんだよね、俺たち
そう言って私の目線に合わせてしゃがんだ辰哉にぃ
その顔はとても優しくて、こっちまで自然と笑顔になる
ほんとに…いいのかな、わがままで、
あなた
あの、ね…えっと、
あなた
あの…時計……かわ、いいなって…
辰哉(長男)
ほんとじゃん!
照(次男)
あなたの下の名前の部屋にぴったりだな
辰哉(長男)
言えてえらいね〜!
あなた
んふふっ、
そう言って乱暴に頭を撫でてくる辰哉にぃ
子供扱いされてるみたいだったけど、それでも嬉しかった
辰哉(長男)
じゃあちょっと待ってて
辰哉(長男)
買ってくるわ!
照(次男)
あなたの下の名前は俺と待ってような
辰哉side
あなたの下の名前はまだ自分の意見を言うのを躊躇っているようで、なかなか欲しいもの言い出してくれなかった



この前少し改善したかなぁって思ったんだけど、人間の
トラウマってそう簡単にはいかないね
辰哉(長男)
…あっ、これも一緒にお願いできますか?
あなた
…あ、あの、ごめんっ…ありがとう、!
辰哉(長男)
謝ることなんてないでしょ?
辰哉(長男)
いいってことよ!
照(次男)
そろそろご飯食べに行くか
辰哉(長男)
俺腹減ったー!
照(次男)
子供か笑
辰哉(長男)
あなたの下の名前俺の一口食べる?
あなた
いいのっ?
辰哉(長男)
はい、あーん
あなた
ん…む、おいしぃ笑
照(次男)
俺のもあげる
あなた
えっ…いいの、?
あなた
じゃあ…私のも二人にあげる、笑
照(次男)
ありがと笑
辰哉(長男)
俺にはあーんしてよ!
照(次男)
ばかっ
辰哉(長男)
いやー楽しかったね!
あなた
シナモロール…
照(次男)
ずっと抱きしめてるじゃん笑
照(次男)
可愛い笑
辰哉(長男)
そんなに喜んでくれるなら毎日取ってきてあげるよ?
照(次男)
もうそれはあなたの下の名前の部屋じゃなくてシナモロールの部屋になるからやめて
辰哉(長男)
あ、帰る前にトイレ行ってきていい?
照(次男)
そんじゃ俺も行くわ
あなた
私は待ってるね
照(次男)
そこから動かないでね
あなた
うんっ
あなたの下の名前side
二人の帰りを待つために、辰哉にぃにとってもらったシナモロールを抱きしめて周りをキョロキョロと見つめる
モブ
ねぇ、君可愛いね
わ、誰だろう
可哀想……
あ、でもスカウトかも
モブ
ねぇねぇ、君だよ、お嬢ちゃん
あなた
…へっ、わ、私ッ、?
モブ
そうだよ!
モブ
困った顔も可愛いね〜
あなた
や、やめてっください、
男の人は私の腕を持って、腰に手を回して、ぐいっと自分の方に近づけた
もう一人の人は動画を回していて、「可愛い、いいなぁ」と声を漏らしている
モブ
お兄さんについてきたらイイコトあるよ?
あなた
やだっ、泣
モブ
おいちゃんと撮ったか?
モブ
泣き顔で「やだ」だってよ!
モブ
唆るわぁ
あなた
んんっ…グスッ
助けてっ…お兄ちゃん、!
辰哉(長男)
その汚い手、どけてくれない?
あなた
…!

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