本丸では作戦会議が行われ、話し合いの結果奏海の場所に行く刀剣男士は…
・鶴丸国永
・三日月宗近
・加州清光
・薬研藤四郎
・乱藤四郎
そして天音だ。残りの刀剣男士はいつ本丸が襲撃されても大丈夫なように留守居役になってもらった。
留守居役の皆は心配そうに彼らを見送った。
何時間も歩き奏海のいる建物まで着いた。
表扉の門番に警戒しながら裏扉までたどり着いた。
薬研と乱の二人で扉は開き中へ入る事に成功した。だが中には時間遡行軍の数が少なかった。
同じような廊下をずっと歩きそして奏海の気配がとても強くなり、ここにいると断言できるほどの大扉の前に来た。
しかし天音はその扉の前で震えていた。
三日月は何も聞くことなくその大扉を開けた。
その扉の向こうには奏海と時間遡行軍がいた。
天音は奏海のところまで走りまた奏海も天音のところまで走った。
天音は安心してその場で泣いていた。
鶴丸達は時間遡行軍に刃を向けながら聞いた。
時間遡行軍は一歩、また一歩と奏海達に近づく。やはり警戒はするものの襲うつもりはないらしい。
時間遡行軍の擬態が少しずつとかれそして青年のような姿に変わったを。
天音は面影を見た瞬間に頭を抱えその場で崩れた。
面影は天音を円状にバリアを張った。その力のおかげで先程苦しんでいた天音は安心したかのように眠った。
そして奏海達は自分達の本丸に帰った。天音の失われていた記憶が夢の中で戻り始めていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。