第14話

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2025/10/31 14:08 更新










kt.
北斗ー?
hk.
どうしたの?
今日は、サッカー休み?
kt.
そうそう、大会優勝したから、
今日は休みで、明日から。
hk.
バイトあるよね?
kt.
うん、バイトはあるから、
途中までしかいられないけど。





いつものように、美術部の椅子に座る。







ky.
こーちぃいい!!!!
kt.
え、大我?
ky.
なんで、大会、
教えてくんなかったの!?
kt.
ご、ごめん、
ky.
あーもう、
北斗のせいだろ!
hk.
俺?
ky.
そーそっ、





そういえば、写生大会の日、
北斗に大我を誘うなと言われた。















hk.
地区大会だよね?
こーち上手いから、みんな喜ぶよ。
kt.
あっそうだ!
大我も誘ってくるよ。
hk.
ま、待って!!!
kt.
え?
hk.
京本には、言わないで………………






kt.
なんで?
hk.
きょ、京本はその日、
予定があるらしいから。
kt.
そっか…‥.って、
なんで知ってるの?
hk.
実は、
京本に誘われてたんだ。
kt.
何を?
hk.
ほ、ほら、これみて!
絵画展のチケット、貰ってて。
kt.
絵画展…?
じゃあ、北斗も行けないね。
hk.
いや…えと、
日付、よく見てよ。
kt.
あれ、来週じゃん。
hk.
それの下見らしくてさ、
京本、その日忙しいんだ
kt.
下見?まあ、
じゃあ仕方ないね、










ky.
俺もその日、
一日暇してたんだからさー
kt.
え?暇?
大我、準備じゃ…
ky.
準備ー?何のー??
kt.
え、あの、…んぐッ!!



急に北斗に口を押さえつけられた。





んーーーッッッ!!!!






hk.
いや、訳があって、
これには……






北斗の腕を掴んで、捻る。






kt.
ったく、北斗、俺の口塞ぐとか、
ありえないんだけど!?
hk.
あー、痛い痛い痛いッッッ
kt.
大我その日暇だったんなら、
全然誘ったのに〜!
ky.
…あは、あはは、
ごめんねぇ…




kt.
あ、そうだ大我って、
恋人欲しいって思う?
ky.
まあ、俺だってそりゃあ、
kt.
ふぅ〜ん♩
どんな人がいいとかある?
ky.
え?いや… 芯があって、
面白い子、とか。
kt.
よし決まり!
今度紹介するよ!
ky.
わーい!!!
こーちさっすが!
kt.
へへーん、
楽しみにしててよ!
ky.
俺にも遂に彼女が〜……!!





騙すようなことしてごめんねぇ……と、
心のどこかで謝罪しながら、鞄を開ける。








hk.
こーち、俺今から絵描くけど、
kt.
わ、見る見る〜!



今座ってる椅子を座ったまま動かして、
北斗の後ろに定住する。









kt.
うーんしょっとぉ…







北斗の後ろに腰をかけ直すと、



俺は、ちょうどすぐそこにあった机に、
道具を置いて広げる。






kt.
んふふ〜っ、




俺は、パカっと蓋を開けて、
コットンも取り出す。




家だと時間ないから、助かるんだよね〜!!!







一つずつ丁寧に指を労る。





kt.
北斗〜、
今パッと思い浮かんだ色は〜?
hk.
…鉛筆の黒!
kt.
そっかー




ちらっと、北斗を見ると、
下書きをする北斗が見える。





相変わらず、北斗の絵を見ると、
うっとりしてしまう。



 


kt.
ちょっと、
水汲んでくるね〜!!




俺は、水筒の蓋部分を持って、水道に向かう。


ここの水道は、真冬のために、
お湯か水か選べるからすごく助かる!!






お湯を選んで、蓋部分にゆっくりと入れていく。







kt.
たっだいま〜!
あれ、大我は?
hk.
京本なら、
生徒会室行ったよ。
kt.
へー、大変だね。



さっき汲んできたお湯に手を入れる。






kt.
わ、北斗やっぱいいね。
俺にも描いて欲しいよ。
hk.
だから、何回も言ってるけど、
こーちの自画像は…
kt.
違う違う、w
俺のために描いて欲しいの。
hk.
あ、そういうことなら任せてよ!
kt.
じゃあ、それまでに、
準備しておくね!
hk.
準備…?
kt.
そうそう、
綺麗にしないといけないから。
hk.
だーかーら、
自画像は描けないの!!
kt.
自画像じゃないってー。
とりあえず今の絵に集中して!
woman.
こーちくん、
kt.
あ、ごめんね!
俺うるさかった!?




他の美術部の子に話しかけられるなんて、
俺相当うるさかった…よね……!?







woman.
いや、こーちくん、
そういうの得意なの?
kt.
うん!
今日、これするために…
woman.
で、できたら…
kt.
あ、待って、匂いか!
ごめんね、気づかなくて。


俺は、すでに開けていた蓋をくるくると閉める。





woman.
いや、そうじゃなくて…
kt.
んー?






woman.
私にも、やってほしいの…



女の子は、俺の顔を見て話してくる。




kt.
うーん………
でも、俺そんな上手くないよ。









hk.
よし、色塗り入ろ……



北斗がくるっと後ろを振り返る。


あっ、ちょっ、まっ……………!!!



hk.
何してんの?


 


うわ、顔が…怖い………

別に、校則違反じゃなくない?

だって、みんなやってるしさぁ……!!!



hk.
なんで、
学校でネイルしてんの!?
kt.
みんな、やってるし、
大丈夫じゃないのー?
hk.
ネイル自体も、
違反ちゃー違反だけどっ……



hk.
学校には、
持ってこないでしょ!!!!!!
kt.
えへへっ…北斗、
北斗にもしてあげるよ〜!






hk.
俺、風紀委員なんですけど!?
kt.
えーいいじゃん!
絶対似合うよ、黒ネイル!
hk.
で、でも…
kt.
うーんじゃあ、
自爪風ネイルとか!





hk.
え…ぁー……
足だけなら……
kt.
よしっ、俺に任せて!
君も後ろに並んで!




話しかけてきた女の子を北斗の後ろに誘導して、


俺が座っていた椅子を北斗に譲る。





hk.
………て、待って待って、
やっぱだめ!!!!!










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