第4話

家のため
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2025/06/27 21:00 更新
荷物整理はすぐに終わってしまった
元々持っていたものはほとんど継母や詩乃に取られてしまったから
 
(なまえ)
あなた
(お母様、、)
 
私の母、あなたの名字灯は私が幼い頃に亡くなった
母の実家もまた古くから鬼殺隊に関わりを持つ家だった。嫁いできたので花の呼吸は使えなかったけど、街1番の器量良しで笑顔が素敵な人。病気に倒れてしまう前は幼かった私を目一杯可愛がってくれた
その頃は父も私のことを不器用ながらも可愛がってくれていた。今思えばあの時が人生で1番幸せだったな
詩乃
詩乃
ふぅぅぅぅぅ
父
そうだ、詩乃。お前は筋がいい
父
きっといい剣士になれるぞ
詩乃
詩乃
ほんと!?
父
あぁ。それに比べてあなたの下の名前は、、
(なまえ)
あなた
ふぅぅ、、っけほっけほっ
父
あなたの名字家に生まれながらも花の呼吸を使いこなせないなんて
(なまえ)
あなた
、、夢
 
夢を、見ていた。幼い頃の記憶。思い出したくない記憶。父に見放されたあの日の記憶
あの日から詩乃は私のことを下に見始めたし継母の私に対する接し方が変わった
どうして、、?どうして私は花の呼吸が使えないの、、?
気づくと夜が明けようとしていた。どうしよう、早く出て行かないとまた何か言われる
でも、挨拶くらいしなくちゃだめなのかな、、?
迷っているうちに使用人さんが私のことを呼びに来た
 
使用人
あなたの下の名前様、お父様がお呼びです
(なまえ)
あなた
分かりました、今行きます
 
お父様の部屋に行くと腕組みをしながら座っているお父様がいた
 
(なまえ)
あなた
失礼致します
父
この着物を着て行きなさい。そんな着物では失礼に当たるだろう
 
それだけ言ってお父様は私に仕立てたばかりであろう着物を渡してきた
 
(なまえ)
あなた
分かりました。ありがとうございます
父
荷物はもうまとめたのか?
(なまえ)
あなた
はい
父
では早く行きなさい
 
部屋に戻り貰った着物に着替えるとあまりにも似合っていなかった。
荷物を持ち庭を歩いていると航さんが家に向かって歩いてくるのが目に入った
(なまえ)
あなた
こんにちは
航
あぁ、、こんにちはあなたの下の名前さん
航
あの、
(なまえ)
あなた
どうされました?
航
ごめん、僕が不甲斐ないばかりに
(なまえ)
あなた
、、航さんのせいではありません
航
でもっ、僕があの時何かできていれば
(なまえ)
あなた
ただ
(なまえ)
あなた
ただ、運が悪かっただけですから
(なまえ)
あなた
家のためなので大丈夫です。だから、航さんもどうか幸せに
航
あなたの下の名前さん、僕は君のことが
詩乃
詩乃
航さん、お姉様?何をしていらっしゃるの?
(なまえ)
あなた
何もないわ。では、今までありがとうございました
(なまえ)
あなた
どうか、お幸せに
 
そう言って私は足早に生まれ育った家を後にした
お母様、私は今日家のために婚約者様のところに行きます
もっけ
もっけ
まじで書いてる家の人たち嫌いだー
もっけ
もっけ
夢主ちゃん早く幸せにしたい

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