第3話

男同士は望んでない。
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2025/12/07 22:35 更新
こんにちは、あるいはこんばんは(
どうも阿部亮平です。

早速ですが、
“告白”されました。
目黒という憎いやつに。

〜前回までのあらすじ〜

阿部は憎い憎い目黒に告白された。


fk  .
fk .
え、阿部ちゃんのこと好きなの?
mg  .
mg .
もちろん。可愛いし。
あの時に一目惚れした。
チラリとこちらを見ると、すぐに目を逸らした。
ab  .
ab .
かっ、勝手なこと言わないでくださいっ!
あなたに好きなんて言われるなんて思ってもないしっ…!
俺が抗うと、まあまあと向井さんが制した。
mk  .
mk .
誰が誰を好きになるかなんて自由やけど、さっき照兄てるにいが言ってたやん?
ab  .
ab .
照兄?
俺が疑問の言葉を投げかけると、彼は満足げな笑みを浮かべて、「岩本照くんのことや。」と答えてくれた。
mk  .
mk .
で、話の続き。
照兄はここは気持ちを持ち込む場所じゃないって言ってた。
だから、めめは今ここで言うたらあかん。
「めめ」とはたぶん目黒のことなんだろう。
向井さんが目黒を優しく見つめたからだ。
俺は逆に睨んでやったけど。
mg  .
mg .
そう?
…でも意識し始めたらキリがないでしょ?
意識って、本当に好きなの…?
俺は瞬時にその文章の意図を読み取り、心の中で絶句してしまう。
彼にとっては俺は「特別な」人で俺にとってはただの「憎い」やつ。
これは何度も何度も読者の方々に言ったはず。
ab  .
ab .
俺は意識してない。
ってゆーか…、意識って、まだまだ先の話じゃん。
mg  .
mg .
いーや、俺は意識してるね。
むすっとした表情で、また俺のそばまで近づいてきた。
ab  .
ab .
それを口実にして近づくのはおかしいです。
早く離れてください。
そこまで言うと、ヒートアップしそうなのを見兼ねた照が、手をパン、と一拍叩き、皆に注目を集めた。
iw  .
iw .
そういえば、俺たちがなんでここにいるか。
まだ伝えてなかったよね。
ぐるっと輪になった俺を含む八人を見渡し、皆が頷いたのを確認すると、ラウールさんが口を開き、話を続けた。
ra  .
ra .
俺たちは、実はある“任命”を受けて集まってきた。




ra  .
ra .
それは、「裏社会の人物を特定して、裏社会の平和を守ること。」にみんなが選ばれたからだよ。
sk  .
sk .
「裏社会の平和を守る」?
一体どういうこと?
ラウールさんの説明によると、裏社会の平和を守ることとは、「殺し屋」として裏社会を生き、殺し屋ならもちろん相手のアジトを荒らし放題。
タチが悪いが、その方が効率がいいらしく、荒らしやすいし、情報を盗み取りやすい、とのこと。
ab  .
ab .
やり方がガサツだね。
iw  .
iw .
仕方ない、それが俺たちの使命だ。
ちなみになぜこのメンバーが選ばれたかというと、
・体力に自信がある
・運動神経がいい
・バランスが取れているかどうか
が、重視されていて、皆全て条件に当てはまっているらしい。
ってことは俺は、バランスを取るために選ばれたのか?
……まあ、話は逸れてしまったけれど、つまり、俺たちは今日から「殺し屋」として、裏社会を生きること。
それが政府や国からの任命。
iw  .
iw .
ってことだから、
明日からはみんな、ここでシェアハウスすることになる。
ra  .
ra .
明日は自分の家まで行って、必要なものを取りに行く。
そして、殺し屋のトレーニングの開始。
トレーニング室もあるから、後でルームツアーしよう!
ラウールさんと、照がそこまで言った時、誰かのお腹が盛大になった。
ぐきゅるるる〜〜ぅ…
fk  .
fk .
あ、ごめん。俺だ。
dt  .
dt .
よし。じゃあ、俺、ご飯作るね。
iw  .
iw .
俺手伝うよ。




sk  .
sk .
暇だね。
fk  .
fk .
あっ、お気に入りのゲームあるよ
みんなでする?
ab  .
ab .
俺したーい!
ふっかが持ってきていたゲームを専用のソフトに繋いで、テレビに繋げた。
周りを見ると、料理をする宮舘さん、お手伝いの照以外の皆が集まっていた。
fk  .
fk .
あれ?
翔太もするの?
nb  .
nb .
べ、別にいいだろっ…
頬がほのかに赤くなった渡辺さんは、なんだか可愛らしくて、頭をポンポン、と撫でてしまった。
nb  .
nb .
やっ……やめろよ、阿部ちゃん…っ…
阿部ちゃんと呼ばれて、仲良くなれた気がした。



mk  .
mk .
くっそぉ!
負けたぁ…!
fk  .
fk .
俺に勝てると思うなよぉ!!
nb  .
nb .
ふははっ…
弱ぇんだよ、こーじはww
sk  .
sk .
いや、翔太も弱いでしょ、
ゲームの試合が続いていくと、翔太もだんだん饒舌になっていて、それぞれがそれぞれのあだ名で呼べるようになってきた。
そんな時、ちょうど宮舘さんの声が聞こえてきて、料理ができたと思う。
そして、各自それぞれが移動し始めて、俺も同じように準備をしようと思ったら、右肩が誰かの肩と当たってしまった。
ab  .
ab .
あっ、ごめんっ
mg  .
mg .
いいよ。
阿部ちゃん、あったかいね。
ab  .
ab .
めっ、目黒っ…
いつのまにかリビングには誰もいなくなっていて、俺と目黒、二人きりになってしまった。
俺は慌ててリビングを飛び出すと、方向もわからなかったけど、目黒との距離が欲しくて歩いた。
mg  .
mg .
ちょっと、阿部ちゃん
馴れ馴れしく「阿部ちゃん」と呼んでから目黒がなんだか嫌で嫌で仕方なくて、とにかく離れたかった。



mg  .
mg .
阿部ちゃん。
そっちの方向じゃないよ。
目黒が言った時にはもう遅く、俺たちは大きな館の中で迷ってしまった。
目黒は俺の腕を掴んで、引き留めようとした。
だけど、触れられてくるのでさえ、拒否感を抱き、手を振り払った。
ab  .
ab .
やめてよ…!
なんで俺と目黒が一緒にいなくちゃいけないの?
mg  .
mg .
っ…それは……
急に渋い顔になった目黒は、拳を握って顔を俯かせた。
mg  .
mg .
わかんないよ。
阿部ちゃんが勝手に歩き出しただけだし…、俺は引き止めただけ。
ab  .
ab .
そうやって、馴れ馴れしく話さないでよっ…
だんだんと口喧嘩が始まりそうになった時、外の木がざわざわと風に揺られ始めた。
俺は、それが異常に怖くて、思わず目黒の背に隠れてしまった。
mg  .
mg .
……どしたの?
ab  .
ab .
いっ、いや…何もないよ。
ただ、ちょっと怖くなっただけ。
…帰ろう。みんなに会いたい。
目黒と一緒は嫌。
本音をそのまま言うと、目黒は目を見開いて、「そっか、俺嫌われてるんだった。」と苦笑いした。



俺たちは少し距離を置きながら廊下を進み出した。
距離といっても、ほんの三十センチメートルくらい。


曲がり角まで来て、俺は右に曲がろうとしたけど、目黒が「違うよ。」と言って、手を繋いで左に曲がった。

曲がった後も手を繋いできたけれど、なぜか目黒の体温が気持ちよく感じて、そのまま俺も手を握っていた。

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