みなさんおはようございます
あくびが止まらないあなたです。
朝って、なんで眠いんだろ?
朝が暗けりゃいいのに…なんて、
どうでもいいことを考えながら、
学校に行く支度を進める。
返事なんて、帰ってくるわけないか。
もう慣れたし、今更傷つきはしない。
これも、いつものこと。
私がどれだけ早く行こうとも、
この五人は必ずいる。なんか、こわい。
こえは弟みたいな感じ。
何も考えずに頭をわしゃわしゃ
と撫でる。
何やらこえとれるで視線を交わしている。
この二人は双子だから、私には分からない
絆があるんだろう。
といって、頭を差し出してきた。
くには私よりも身長が高いから
少し屈んでいる。
ふふっ。なんかおもろい
私には犬耳が生えているように
見えるその頭を、わしゃわしゃと
撫で回す。
学校までの道を歩き出そう
としたその時。
私よりも少し高い、愛嬌のある声。
私は肩をこわばらさ、振り向く。
いや誰もお前と行くなんて言ってない。
なんて言葉は全員で視線を合わして
飲み込む。
やけにあなたを強調したゆう。
それを見て、利奈は不満げな顔をした。
その笑顔にぞくっときた。
怖い。怖い。怖い。
帰ったら何をされるのか、
想像がつく。だけど、それを
理解してしまうのを体が拒否している。
そんな時。手首を掴まれ、ぽすっと
抱き止められた。
んんんっ…!?だれ!?
少しの沈黙の後、れるの不器用だけど
やさしさの滲んだ声が耳にとどいて、
れるに抱きしめられているのだと
わかった。
口を尖らせるこえを横目に、れるは
私の手を掴んだまま歩き出す。
ちっ、と、舌打ちをしてこえも
歩き出す。
手、繋いだままなんだけど!?












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。